環境基本計画の着実な実行を確保するため、中央環境審議会は、環境基本計画の戦略的プログラムのうち、「地球温暖化対策の推進」、「環境への負荷の少ない交通に向けた取組」、「環境保全上健全な水循環の確保に向けた取組」、「生物多様性の保全のための取組」、「社会経済の環境配慮のための仕組みの構築に向けた取組」の5分野を対象として、施策の進捗状況などを点検し、その後の政策の方向につき政府に報告します。中央環境審議会の点検は、関係府省の自主的な点検結果を踏まえて実施します。関係府省の点検が、施策の環境改善効果に関する分析、評価を可能な限り含めて実施できるよう、政府は、適切な点検手法の開発を図ります。中央環境審議会の点検結果については、本年次報告などに反映するとともに、環境保全経費の見積り方針の調整に反映します。