9 国際的に高い価値が認められている環境の保全

　「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき世界遺産一覧表に登録された白神山地及び屋久島の自然遺産について、適切な保全を推進します。また、開発途上地域の世界遺産登録地の保護対策のための調査を引き続き実施します。さらに、平成15年３月より環境省と林野庁が共同で開催している「世界自然遺産候補地に関する検討会」で、学術的見地から国内に今後５年程度の間に新たに世界自然遺産として推薦できる地域があるかどうか、検討を行います。
　さらに、南極地域の環境保護の促進を図るため、観測活動や観光利用等に対する環境影響評価、普及啓発を行うなど、「環境保護に関する南極条約議定書」及びその国内担保法である「南極地域の環境の保護に関する法律」の適正な施行に向けた取組を引き続き推進します。