2 環境情報の国民等への提供
環境白書をはじめとする刊行物、環境測定データに関する磁気媒体等、多様な媒体を活用した環境情報の提供を行いました。特に、環境白書については、「図で見る環境白書」、「マンガで見る環境白書」の作成、英語版環境白書の発行により積極的な提供に努めました。
国民等に環境行政に関する情報提供を行う「環境省ホームページ」については、情報を行政分野ごとにわかりやすく分類する等、情報アクセスの利便性を考慮した構成の見直しを行うとともに、「図で見る環境白書」などこれまでに環境省が作成した行政資料や各種ガイドライン等、国民に広く提供することが適切な資料の掲載を行いました。
また、平成12年6月から、山梨県を含めた関東地域(1都7県)を対象に、窒素酸化物、浮遊粒子状物質、二酸化硫黄、光化学オキシダント等の主要な大気汚染物質に関する一時間値をリアルタイムで収集し、環境省及び国立環境研究所のホームページ上で一般に公開する、「大気汚染物質広域監視システム(愛称:そらまめ君)」の運用を開始しました。
国立環境研究所と連携して整備を進めている環境GIS(地理情報システム)については、基盤データである各種指定・規制地域等位置図の見直し・変更、環境質測定結果等データの最新データへの更新等、充実を図りました。
自然環境保全に関する国民の関心を高めるためには、情報の共有が不可欠であることから、各地の国立公園や野生生物のライブ画像や国民参加により作成された桜・田植え前線図などの各種自然情報、国立公園の利用情報をインターネットを通じてわかりやすく国民に提供する情報提供システムとして「インターネット自然研究所」の整備を行うとともに、森林センターにおいて森林環境情報システムの整備を図りました。
さらに、環境情報拠点として、生物多様性センターにおいて、J-IBISによりインターネットを通じて全国の植生図等の情報提供を行うとともに、地球環境パートナーシッププラザ、自然公園のビジターセンター及び世界遺産センターにおける環境情報の整備を行いました。