3 環境研修の推進
環境研修センターでは、国及び地方公共団体等の環境行政担当職員等を対象に、各種の環境保全に係る研修を実施しているが、環境政策の新たな展開等に対応するためには、従前にも増して行政的識見の向上及び専門的知識や技術の習得等のために研修の充実強化を図ることが重要になっている。このため、平成11年度は、既存の研修コースについて、研修効果の一層の向上を図るため、環境行政の展開や地方公共団体等の要望を踏まえつつ、研修内容の充実強化及び研修方法の改善を図る。
また、ダイオキシン類の環境モニタリングに必要とされる専門的技術等を有する専門家を養成するための「ダイオキシン類環境モニタリング研修」、国際環境協力を行う際に必要な専門知識や技能等の習得を専門分野別に行う「国際環境協力専門家専攻別研修」を新たに開設する。
さらに、環境研修の一層の充実を図るため、地方公共団体の行う環境研修についても必要な情報の提供等の支援等を行うためのデータベースの整備等を進めるなど、我が国における環境研修のナショナルセンターとしての役割の強化を図る。