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第1節 

3 酸性雨対策

 酸性雨による被害を未然に防止する観点から、平成5年度より新たに第3次酸性雨対策調査(5年度〜9年度)として、酸性雨原因物質の定量的把握、酸性雨原因物質の排出削減等に向けてシミュレーション手法等を用いた検討、陸水、土壤・植生の継続的モニタリング、各種影響等予測モデルの開発を行い、その実態解明と対応措置の検討に資することとしている。
 また、平成6年度には、既設の44か所の測定所に加え3か所の測定所を新たに整備し、酸性雨測定網の充実を図ることとしている。
 さらに、国際的な取組として、「東アジア酸性雨モニタリングネットワークに関する専門家会合」の成果を踏まえ、平成7年度に向けて、地域に適したモニタリングのガイドラインに関する技術的課題、モニタリングネットワークの形成に向けた地域協力の在り方等について検討を進めていく。

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