緑化推進連絡会議を中心に国土の緑化に関し、関係行政機関相互の緊密な連絡を図り、以下のような施策を実施し、緑化推進運動の一層の展開と定着化を図る。
? 「小鳥がさえずる森づくり」運動を推進するため、普及啓発活動等を実施するとともに、ゴルファーによる緑化協力運動を推進する。
? 学校環境緑化促進事業を実施する。
? 国民の国土緑化思想の高揚を図り、国土緑化を推進するため、全国植樹祭等を開催する事業に助成するほか、森林を多目的に利用する計画の策定、国民参加の森林づくりを推進する仕組みの構築とその普及、全国緑の少年団連盟を活動の核とし、次代を担う青少年に対して緑化思想の普及啓蒙を推進する。
また、緑化に関する技術開発、保健・休養、文化、教育等の高度利用を図るモデル森林の整備改良、樹木医の養成・確保、巨樹・古木林等の保全技術の確立・普及及び「ふるさとのシンボル」として親しまれている樹木の戸籍調査を行う事業に助成する。
さらに、都道府県が行うモデル的緑地造成に助成するとともに、「みどりの日」、「みどりの週間」を中心に、緑化活動や緑の羽根募金運動等を全国的に展開する。
? 工場立地法に基づく指導、通商産業大臣表彰、日本開発銀行等からの融資を実施する。
また、森林資源の保護等に寄与する古紙の回収・利用の促進を図るため、古紙利用製品にマークを表示し、これを一定点数集めた幼稚園、学校、自治会等に苗木・球根または古紙利用製品等を贈るグリーンマーク制度を(財)古紙再生促進センターを通じ実施する。
? 「みどりの日」、「みどりの週間」を中心とした春季における都市緑化推進運動期間(4〜6月)や都市緑化月間(10月)等に全国各地で多彩な都市緑化推進関連行事を開催するとともに、国際花と緑の博覧会の理念を継承し、都市緑化推進運動の国民的な運動としての展開を図る。
また、緑の相談所の整備、緑化協定の締結指導、(財)都市緑化基金及び地方都市緑化基金の拡充等を推進する。