1 地球サミットのフォローアップ

　地球サミットのフォローアップについては、国連の中に「持続可能な開発委員会(CSD)」が設立され、各国のアジェンダ21の実施状況及び環境と開発に関係する活動を監視することとなっている。同会合は、平成5年6月に第1回の会合が開催されることとなっており、我が国としては、CSDに積極的に参加し、地球サミットの合意事項の効果的な実施に貢献していく。
　アジェンダ21に対しては、地球サミット及びミュンヘンサミットでの合意を受けて、国別の行動計画を策定する等、成果の着実な実施に向けて、積極的な役割を果たしていく。
　また、地球サミットで署名を行った気候変動枠組条約及び生物多様性条約の早期締結に向け所要の検討を進めるとともに、国際的な取組にも引き続き参加していく。
　また、砂漢化防止条約交渉会議については、1994年(平成6年)6月を目途に条約を策定すべく積極的に交渉に参加し、合意形成に貢献していく。