3 酸性雨対策
酸性雨による被害を未然に防止する観点から、5年度より新たに第3次酸性雨対策調査(5年度〜9年度)として、酸性雨原因物質の定量的把握、酸性雨原因物質の排出削減等に向けてシミュレーション手法等を用いた検討、陸水、土壌・植生の継続的モニタリング、各種影響等予測モデルの開発を行い、その実態解明と対応措置の検討に資することとしている。
また、5年度には、既設の29か所の測定所に加え10か所の測定所を新たに整備し、酸性雨測定網の充実を図ることとしている。
さらに、酸性雨問題は、地球規模の環境問題の一つとして国際的な取組を図る必要があることから、例えば、東アジア地域における監視ネットワーク構想の策定を推進していく。