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第6節 

1 振動の現況

 振動は、各種公害のなかで騒音と並んで日常生活に関係の深い問題である。苦情件数の推移をみると昭和54年度以降57年度までは減少の傾向を示し、その後、昭和63年度までは横ばい状態であったが、平成3年度は昭和51年度以降最少の2,207件となっている。
 その内訳をみると、建設作業振動に係る件数が最も多く、工場、事業場振動に係るものがそれに次いでいる。これらを合わせて全体の約8割を占めており、苦情原因として依然大きな割合を占めている(第2-6-1図)。

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