1 絶滅のおそれのある野生生物の保護
保護対策を推進するための基礎データを得るため、引き続き、絶滅のおそれのある野生生物の生息状況のモニタリングを進めるとともに、給餌等を実施しているエゾシマフクロウの生息状況の現状調査、特殊鳥類の生息状況等を調査する。
また、特に個体数が少なく保護対策が急がれる、トキ、タンチョウ、エゾシマフクロウ、イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ等について、引き続き給餌や人工増殖等の事業を実施するとともに、新たにウミガラスについて営巣誘致事業を実施する。また、佐渡及び釧路湿原において、野生生物の保護管理の拠点となる野生生物保護センターの整備に着手する。さらに、オニバスの増殖等、鳥獣以外の野生生物についても、保護増殖事業を実施する。