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第2節 

4 自然公園の施設整備

 国立・国定公園等における公共施設の整備は、適正な保護と利用を確保するうえで重要な役割を果たすものであるので、公園利用上基幹となる施設であって、その整備に緊急を要するもの等について整備を図ることとし、平成3年度は次の事項を重点として計画的に整備を進める。
? 自然教育の施設の充実
? 自然公園等の快適な利用環境の整備
? 自然体験型利用環境の基盤整備
(1) 国立公園・国定公園の利用施設
 優れた自然環境を有する国立・国定公園において、これら自然環境に配慮しつつ、自然とのふれあいを求める国民のニーズに応え、安全で快適な利用を推進するため、歩道、野営場、園地等利用の基幹となる質の高い施設の整備を推進する。
 特に、公園利用者から臭い、汚い等の不満が著しい国立・国定公園内の公衆トイレのうち、緊急に改善を要するものについては、計画的な再整備事業に着手するとともに、維持管理の推進を図り、公衆トイレの快適性の確保に努める。
(2) 国民休暇村
 国立・国定公園の優れた自然環境の中で健全な野外活動を楽しむ等自然とのふれあいを求める国民の志向はますます増大するものと予測されるため、必要な施設の整備充実を図る。
(3) ふるさと自然公園国民休養地
 都道府県立自然公園において、都市住民が身近な自然とふれあい、自然に働きかけるための野外活動施設を総合的に整備するものである。平成3年度においても、地域住民が家族連れで気軽に利用できる地区として整備充実を図る。
(4) 長距離自然歩道
 平成3年度は、引き続き東北自然歩道の整備を行うとともに、整備後相当の年月が経っている東海、九州、中国の各自然歩道において再整備事業を行う。

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