3 各種調査等の実施
野生生物の保護管理対策を強化するため、その基礎となる以下の調査研究を進める。
(1) 鳥獣害性対策調査
農林作物に対し被害を及ぼす鳥獣の食性を明らかにし、その保護対策を確立するための調査を実施する。
(2) 定点調査
我が国に生息する鳥類の種類、数、生息環境等を経年的に把握するため地点を定めて調査を実施する。
(3) 標識調査
渡り鳥の移動及び生態を把握するため鳥類観測ステーションにおいて標識調査を実施する。
(4) 野生鳥獣による農林産物被害防止等を目的とした個体群管理手法及び防止技術に関する研究
ニホンザル及びツキノワグマ等について、地域個体群、動態被害状況、被害発生要因等を明らかにし、個体群管理手法及び防止技術の確立のための調査 研究を実施する。
(5) タンチョウ生息地特別調査
繁殖期における生息状況調査を5年毎に行っており、平成2年度は第4回にあたる調査を実施する。