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日時:平成16年7月28日(水) 14:00~16:30 |
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場所:ニュー新橋ビルB2F ニュー新ホール |
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議題: |
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(1) 平成16年度ワーキンググループの検討方針と内容について
(2) 平成16年度実証機関の進捗状況について
(3) 実証試験の今後のあり方について
(4) 実証試験結果報告書の概要版について
(5) 平成16年度ワーキングググループ会合開催スケジュールについて
(6) その他
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出席検討員:桜井敏郎、鈴木富雄、船水尚行、森 武昭(座長)、吉田孝男、渡辺孝雄 |
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配布資料 |
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議事 |
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会議は公開で行われた。
(1)平成16年度ワーキンググループの検討方針と内容について
(2)平成16年度実証機関の進捗状況について
- 事務局より資料2に基づき説明
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山のECHOの実証試験対象トイレである中禅寺湖千手ヶ浜園地公衆トイレは、山岳トイレにあてはまるかとの意見がだされたが、[1]上下水道等のインフラが整備されていない、[2]排水できない、する場所がない、[3]冬期閉鎖の必要性があること等から、山岳トイレの条件をみたしているとされた。
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山のECHOの対象技術である物理化学処理方式は、実証試験要領にある対象技術の中にないが、化学処理の一処理方法とするのか、その他の対象技術とするのかが検討された。数種類の処理方法を併用し、中心となる処理方法を特定できない場合、その他とし、カッコ書きで処理方法を示すことで了承された。
- 各実証機関における対象技術の選定理由を把握する必要があるとの意見が出され、事務局で確認後、検討員に配布することとした。
(3)実証試験の今後のあり方について
- 事務局より資料3、参考資料2・3に基づき説明
- 実証試験要領については、必要に応じて随時、修正していくことが確認された。
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富山県、静岡県は、17年度も本モデル事業の継続として実証試験を実施することが確認された。他の実証機関においても実証期間についての意向を確認する必要があるとの意見が出され、事務局で確認することとした。
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現段階で実証申請者が実証試験に係る費用を負担することは難しいので、平成17年度に新規で実証機関を公募することが可能な場合、本ワーキンググループとしては、これまでと同様な費用分担を継続したいとの希望が出され、環境省内で検討することが確認された。
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現在のモデル事業では評価することはせずに得られたデータをそのまま公開しているが、将来的には、評価手法および実証申請者の費用対効果を検討する必要があるという意見が出された。また、山小屋・地方自治体等が山岳トイレを選定する際に性能評価が必要になるとの意見も出された。実証試験結果の効果的な取り扱いについて今後、検討していくこととした。
- 山岳トイレ整備には、国の補助が必要であり、補助制度には適切な技術的基準が設けられることが期待されるとの意見が出された。
(4)実証試験結果報告書の概要版について
- 事務局より資料4・5、参考資料4に基づき説明
- 各処理方式で必要な項目が異なるため、共通な形式で表示する部分と処理方式ごとに異なる部分とを分けて考える必要があるとの意見が出された。
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概要版では利用集中時と平常時とにデータを分け、その比較を載せてはどうかとの意見が出された。また、集中時と平常時データは、最高値・最低値を出すのではなく、平均値を出すことが重要と思われるとの意見も出された。
- 概要版はユーザーの人が興味を持ってもらうことを目的としているため、詳しい記述の必要はなく、簡潔明瞭にすることが確認された。
- 以上の内容と実証機関の意向も踏まえて修正案を作成することが確認された。
(5)平成16年度ワーキングググループ会合開催スケジュールについて
(6)次回会議の日程について
- 次回の日程については、検討員の方々には改めてご案内するとの説明があり了承された。
(終了)
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