釧路湿原の自然再生
かつて絶滅したと思われていたタンチョウがひっそりと生き残っていた日本最大の湿原、釧路湿原。春から夏にかけて発生する海霧により気温が上がらず、米作に適さないことから開発されずに残されてきました。現在は湿原の持つ様々な価値や機能が再認識されています。
貴重な野生生物の生息生育地であるだけでなく、保水・浄水・洪水調節・地域気象緩和の機能を持ち、地域の人々の暮らしを支える重要な役割も果たしている釧路湿原。
現在、この釧路湿原の自然再生を目的とした様々な取り組みが行われています。

記事:環境省釧路自然環境事務所長 星野一昭 写真等提供:環境省、NPO法人EnVision環境保全事務所、星野一昭