神於山保全活用整備について
大阪府南部に位置し、温暖な気候と岸和田城を中心に自然と伝統に恵まれた城下町として発展してきた、祭都・きしわだ(大阪府岸和田市)。市の中央を流れる春木川の水源で、市街地から仰ぎ見たときにまず目に飛び込んでくるのが、岸和田市住民の心の故郷ともいえる「神於山」だ。
その神於山が、近年の社会的・自然的な状況の変化に翻弄され、荒れ果てている。里山は人の手が入らなくなって荒廃し、竹林の繁茂や、不法投棄なども増えている。
かつて里山として活用されてきたことで守られてきた神於山の自然を保全し、新たな活用を模索するための挑戦がはじまっている。

記事:岸和田市環境部環境保全課環境再生担当参事・井上博 写真等提供:岸和田市