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長野県諏訪湖

コンクリ護岸から、なぎさやヨシ原復元[「泳げる湖」目指し粘り強く-諏訪湖]

結成以来「泳げる諏訪湖」を合言葉に、さまざまな形で富栄養化に苦しむ湖の浄化へ取り組んできた「諏訪環境まちづくり懇談会」。同じように湖の富栄養化問題を解決していったドイツに学ぼうと開催された「日独環境まちづくりセミナー」をきっかけに、平成元年に諏訪地方の住民や研究者が集まって組織された。
行政に対して諏訪湖浄化対策に関する提言を根気よく繰り返した結果、住民、行政、専門家の三者が一体となった浄化の取り組みが進んでいった。湖浄化の大きなポイントのひとつが「再自然化」である。一時はコンクリート護岸で囲まれていた湖に人工なぎさを造成し、水草帯の復活を図った。下水道の整備にもつとめた結果、富栄養化の象徴だったアオコの発生もかなり少なくなった。現在も各方面による湖浄化の取り組みが続いている。

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