自然と文化を学び、教えることで地域再生[農山村の地域・担い手づくりー山形県最上郡戸沢村]
里山・里地・里川での暮らしの知恵や技を子どもたちに継承する活動が山形県最上郡の農山村地域で繰り広げられている。地域の住民と学校とが一体となった取り組みである。農作業体験やわら細工づくり、炭焼き、川遊びや山菜採り...。教えるのは地域のお年寄りで、若い世代と双方向のコミュニケーションが復活した。自然の復元だけでなく、文化の継承、農林業の担い手育成、さらに産品開発といった多面的な要素が重なる活動。自然と人との関係を取り戻しながら、過疎に悩む農山村の地域再生に新しい活力を与えている。
■農山村の自然と文化を生かした住民手作りの取り組み。活動メンバーは集落の若手・小中高校生からお年寄りまで。住民・学校・行政が同じ作業者として活動に参画する中で、将来ビジョンを作り上げている(写真は、地域運営学校「角川里の自然環境学校」の活動から)



