全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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山形県立自然博物園(やまがたけんりつしぜんはくぶつえん)

施設写真

磐梯朝日国立公園出羽三山地区の月山山麓に位置する自然博物園は、ブナの原生林が育む生物多様性に触れることができます。開園は5月1日でセンターの周りには残雪が2m程あり、残雪を踏みながら優しい萌黄色に包まれたブナ林を散策します。6月になると一気に雪が溶けて一斉に動植物が活動します。ダイナミックに変わる森、命溢れる森は、夏から秋にかけてもドラマチックに展開します。自然博物園は、ブナ林を中心とした豊かな自然のもとで、自然に触れ合いながら「自然のしくみ」や「自然と人間の関わりあい」などを理解するため、日常案内を主とし、その他、自然観察会や各種クラブ活動、文化講座、芸術などからご利用いただけます。

施設情報

住所〒990-0734 山形県西村山郡西川町大字志津字姥ヶ岳159
TEL0237-75-2010
開館時間9:30~16:00
休館情報11月~4月
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

和名ゴジュウカラ
分類スズメ目ゴジュウカラ科
学名Sitta europaea
分類、学名の出典文献日本産野生生物目録-本邦産野生動植物の種の現状-脊椎動物編(環境庁編、1993)
漢字表記五十雀
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期通年
出会える場所自然博物園内ブナの原生林
解説ブナやミズナラなどの大木を好み、枝や幹を小きざみに跳ねて移動し、頭を下にして動き回ることができるのが特徴。6月頃には、つがいで縄張りを持ち繁殖に入り、キツツキが利用した古巣などに営巣し、雛にせせっと給餌する姿を見ることができます。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ブナの新緑
カテゴリー植物
出会える時期5月中旬から6月初旬
解説月山山麓のブナ林は、冬になると5mから6mもの積雪に覆われます。春の気温を感じたブナは、芽鱗を膨らませ赤くなって知らせます。その後芽吹きが進むと森全体が萌黄色に彩られて、その風景は、春紅葉と呼ばれます。鮮やかな新緑と残雪のコントラストが絶妙なブナ林です。

いきもの写真

和名トウホクサンショウウオ
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期5月下旬から6月中旬
解説雪解け水の冷たい湖沼に10~14cmに成長した生体が産卵に山から下りてきます。半透明で筒状の卵塊を産みつけます。

いきもの写真

和名モリアオガエル
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期6月中旬から8月
解説モリアオガエルは、産卵時期になるとオスが鳴き始めメスと共に樹上に上がり産卵します。泡状に包まれた卵塊の中でオタマジャクシになり、水溜りに落ちてゆきます。イモリの捕食から免れたオタマジャクシは、その後上陸し可愛い姿を見せてくれます。

いきもの写真

和名タムシバ
カテゴリー植物
出会える時期6月(開花期)
解説別名ニオイコブシともいわれ、良い香りがします。花はもちろんのこと香木で、折れた枝からも爽やかな香りがします。コブシに似ていますが、花の下に葉が付いていることや、多雪地域に生育することで区別します。

いきもの写真

和名エゾノリュウキンカ
カテゴリー植物
出会える時期5月から6月(開花期)
解説雪深い月山山麓でも、湿地などで冷たい雪解け水に浸りながらミズバショウと共に一早く春を告げる花の一つです。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。