全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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裏磐梯ビジターセンター(うらばんだいびじたーせんたー)

施設写真

裏磐梯ビジターセンターは磐梯朝日国立公園(裏磐梯地区)五色沼自然探勝路の入口にある施設です。館内には裏磐梯の自然を紹介する展示やVTRがあり、隣接して雪室が設置されています。夏にはこの雪室で保存しておいた雪を利用したクーラーを体験できます。また、子供が遊びながら学べる展示物もあり、生き物や植物に興味を持つきっかけ作りが出来るような工夫をしています。散策や登山、季節の見どころなどの情報収集ができるほか、ミニ観察会や工作などの自然体験プログラムも開催しています。スタッフが常駐していますので、裏磐梯にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。四季それぞれの裏磐梯の自然の楽しみ方をご紹介します。

施設情報

住所〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-697
TEL0241-32-2850
開館時間4~11月(夏季)9:00~17:00
12~3月(冬季)9:00~16:00
休館情報火曜日(但し、祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/28~1/4)
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名ニッコウキスゲ
分類ユリ科
学名Hemerocallis middendorfii var. esculenta
分類、学名の出典文献植物目録(環境庁、1987)
漢字表記日光黄菅
カテゴリー植物
出会える時期6月中旬~7月上旬(開花期)
出会える場所雄国沼湿原
解説国の天然記念物に指定されている雄国沼湿原植物群落を代表する花。朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花です。最盛期には湿原一帯がニッコウキスゲの花で黄色い絨毯となり、雄国山や猫魔ヶ岳の山頂からも眺めることが出来ます。※6~7月は、マイカーの乗り入れ規制箇所があります。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名クロサンショウウオ
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期4月中旬~7月中旬
解説国のレッドデータリストでは準絶滅危惧種となっていますが、裏磐梯の小さな池や沼で観察することが出来る両生類。雪解けの頃に水の流れのない場所に産卵をし、普段は陸で生活をします。鶏卵ほどの大きさの白い卵塊がとても特徴的。ビジターセンター近くの沼では卵から幼生の頃まで観察することが出来ます。

いきもの写真

和名ミズバショウ
カテゴリー植物
出会える時期4月中旬~5月中旬
解説裏磐梯は多くの湖沼が点在し、その周辺には小さな川や湿地があります。雪解けの頃になるとそうした場所に白いミズバショウの花が点々と咲き始め、春の訪れを告げます。1888年の磐梯山の噴火の影響が少なかった桧原湖南西部のハンノキ林では、5月中旬頃に一面に咲く光景を見る事が出来ます。

いきもの写真

和名バンダイクワガタ
カテゴリー植物
出会える時期6月中旬~7月中旬
解説1910年に牧野富太郎博士によって発表されたミヤマクワガタの変種。磐梯山の中腹「沼の平」付近に自生しています。
高さは10~20cm程、花の色と形はオオイヌノフグリに似ています。ミヤマクワガタの変種の中では葉に生える毛が少ないのが特徴です。この花を目当てに磐梯山に登る人も多いです。

いきもの写真

和名ホロムイイチゴ
カテゴリー植物
出会える時期6月下旬~7月上旬
解説亜寒帯もしくは高山に自生し、磐梯山周辺を南限とするキイチゴ属の植物。裏磐梯では標高が1,100mほどの雄国沼湿原で見ることが出来ます。初夏にはかわいらしい小さな白い花をつけ、後に赤い実がなります。

いきもの写真

和名アマゴイルリトンボ
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期6月中旬~7月下旬
解説 体長約4cm、黒い体にきれいな瑠璃色が目を引くモノサシトンボ科の仲間。五色沼をはじめとした裏磐梯の沼畔ではよく見かけるトンボですが、福島・山形・新潟・長野の4県にしか分布していない貴重なトンボです。※五色沼周辺は国立公園の特別保護区域です。動植物の採取は禁止されていますのでご注意ください。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。