全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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八幡平ビジターセンター(はちまんたいびじたーせんたー)

施設写真

八幡平中腹に位置し、豊かな自然に囲まれた当館。八幡平への登山、情報収集に役立つ案内所としてご利用ください。また、全国でも珍しい泥火山へのご案内は毎日随時行っており、他に週末のガイドウォーク、裏岩手縦走路を行くイベントなど様々な企画をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。館内には、ブナ林やオオシラビソ林のジオラマがあり、八幡平の動植物の生態系が分かりやすく解説されています。さらに館内の剥製はお触り自由!ハイビジョンコーナーでは大画面で映像を鑑賞することができます。クマ鈴などの実用品その他の販売もしております。

施設情報

住所〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平字大沼2
TEL0186-31-2714
開館時間9~17時
休館情報11月上旬~4月下旬
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名オオシラビソ
分類マツ科
学名Abies mariesii
分類、学名の出典文献植物目録(環境庁、1987)
漢字表記大白檜曽
カテゴリー植物
出会える時期一年中(冬期は樹氷になります。)
出会える場所八幡平ビジターセンター周辺から山頂にかけて多くなります。
解説ビジターセンター周辺に、大きな松ぼっくりをつける樹があります。オオシラビソです。アオモリトドマツとも呼ばれ紫色の10cmを超える球果が目立ちます。森に入ると独特のいい香りがして森林浴で効果的とされる成分フィトンチットが多く放出されます。ちなみに八幡平はアオトド密度日本一。初夏の頃には明るい緑色の新芽が美しいです。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ミズバショウ
カテゴリー植物
出会える時期5~6月(開花期)
解説湿原に春の訪れを告げる花。じゅうたんの様に密生したその根元には雪解け水が流れます。花の時期には可憐でも、夏に葉っぱが大きくなった姿はなかなかの迫力。こうなると皆さん「この葉は何?」状態。しかし実が大きくなるとクマが食べた後を見つけることもあり、面白い観察材料です。

いきもの写真

和名レンゲツツジ
カテゴリー植物
出会える時期6月(開花期)
解説当館の目の前の大沼では、毎年素晴らしいツツジロードが出現します。木道の両脇に赤い大輪の花が咲き、別名オニツツジというのも納得の姿です。深みを増す緑の中でこの色はひときわ目立ち、さらに周りにはコバイケイソウやイソツツジの白が映え大変美しいです。

いきもの写真

和名ニッコウキスゲ
カテゴリー植物
出会える時期6~7月(開花期)
解説この花の、八幡平ビジターセンター付近での一番のおすすめの場所は大場谷地です。ビジターセンターから車で20分程の湿原で、毎年道路からでも湿原が黄色く見えるほどにニッコウキスゲが咲き誇ります。明るい黄色は、見ているだけで元気を分けてもらえそうな色。一日花ですがいくつもの蕾があるので、見頃は何日間か続きます。

いきもの写真

和名ブナ
カテゴリー植物
出会える時期一年中
解説中腹の植生を代表する木になります。春には瑞々しい新緑、夏には深い緑、秋には黄葉、冬は冬芽や付着した地衣類の観察ができます。野外を歩くと、ブナの木がどれだけ多くの生き物と関わり合って生きているのかを垣間見ることができ、また足元にはオトシブミの落し物やブナの実など私たちの好奇心をそそる物が沢山です。

いきもの写真

和名ツキノワグマ
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期4~11月
解説あまり至近距離では会わない方がいい動物になるかもしれませんが、車などから見るときの感動は大きいです。これだけ人間が沢山住んでいる日本で、身近に大型の哺乳類が棲んでいるというのは誇れることではないでしょうか?ただし餌付けやそれに準ずる行為は慎み、むやみに刺激しないようお願いします。

いきもの写真

和名ホンドタヌキ
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期一年中
解説とことこ歩く姿は愛嬌たっぷり、まれに館内に設置してあるフィールドスコープで大沼に居るのを見つけることもあります。間近であっても静かにしていれば気付かれずに観察を続けることもできたりして、野生ながらちょっとおっとりしたその性格が可愛いですね。

いきもの写真

和名キビタキ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期4~10月
解説夏鳥として渡ってくるキビタキ。オスは綺麗なオレンジがかった黄色に黒い背中で、美しいさえずりを聞かせてくれます。オス同士は縄張り争いによる喧嘩が激しく、ブーンという鳴き声とともに追いかけあっている姿を見ることも。木々が芽吹く直前が観察しやすくお勧めの時期でしょうか。

いきもの写真

和名アオダイショウ
カテゴリー動物(爬虫類)
出会える時期6~10月
解説木道は日光で温められているので、木道上やその付近の草むらで見かけることがあります。大きなヘビですので怖がられ敬遠されがちですが、特に気性が荒いわけでもなく毒もないのでそっとしておいていただけると嬉しいです。ヘビの餌となる小動物が豊富な証拠ですので、自然が豊かだなぁと思ってください。

いきもの写真

和名アサギマダラ
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期7~8月
解説渡りをするチョウとして知られるアサギマダラ。しかし鳥とはちょっと違う渡り方をするのが興味深いです。大きな青い羽を広げてひらひらと飛ぶ姿は優雅で美しく、爽やかな夏の訪れを告げます。

いきもの写真

和名アオイトトンボ
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期7~8月
解説大沼を歩いていると小さな青いトンボがいます。アオイトトンボです。コウホネを産卵床として使っていて、花などの茎にペアでとまり産卵する姿を見かけることがあります。写真では、メスを横取りしようとしているのでしょうか、もう一匹が上空を飛んでいます。他にアキアカネやサナエトンボの仲間も多くいます。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。