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国頭村環境教育センター やんばる学びの森(くにがみそんかんきょうきょういくせんたー やんばるまなびのもり)

施設写真

沖縄本島北部(やんばる)に位置する当施設は、2007年に安波訓練場跡地を活用した「アクティブゾーン」と2011年には安波ダム建設時の残土置き場を活用した「ディスカバリーゾーン」の2つの施設があります。周辺の森林は、戦後、復興のための木材や薪炭材の供給地のほか、米軍によるサバイバル訓練の演習地として利用されてきました。湿潤温暖な亜熱帯海洋性気候に支えられ、南方系と北方系の入り混じる独特の植物相を形成しています。そこに棲息する動物たちのうち、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネ等は世界中で、やんばるにだけ生息する固有の動物で、やんばるの森では今なお、その姿を観察することが出来ます。

施設情報

住所〒905-1504 沖縄県国頭郡国頭村安波1301-7
TEL0980-41-7979
開館時間9:00~17:00
休館情報無休
入館料施設入館は無料、散策やプログラムについては有料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名ナミエガエル
分類カエル目アカガエル科
学名Rana namiyei
分類、学名の出典文献日本産野生生物目録-本邦産野生動植物の種の現状-脊椎動物編(環境庁編、1993)
漢字表記波江蛙
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期通年
出会える場所やんばるの森
解説■分類:やんばる固有種■区分:沖縄県指定天然記念物■出没頻度:時々見られる■方言名:ワクビチ
世界的に沖縄本島北部にのみ分布しているカエルです。体長10~13cm。山地林内の渓流域に棲息しています。夜行性で日中は岩の割れ目、川岸の土堤の穴等に潜んでいます。菱形の瞳が特徴です。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ヤンバルクイナ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期通年
解説■分類:やんばる固有種■区分:国指定天然記念物■出没頻度:めったに見られない■方言名:アガチ、ヤマドィ
このクイナは、飛べないとされており、地上を素早く走り回れることや夜間には樹上で休息すること、遠くまで通るような甲高い声で鳴き交わすなど、やんばるの深い森林環境にうまく適応した習性をもっています。

いきもの写真

和名ノグチゲラ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期通年
解説■分類:やんばる固有種■区分:国指定特別天然記念物■出没頻度:めったに見られない■方言名:ー
現世のキツツキ類の中で最も分布域が狭く、沖縄本島北部山林の特定地域にのみ分布しています。枯木・枯枝・倒木などをつつき、中にいる幼虫などの穿孔性の昆虫類を捕食する一方、地上や木の幹の表面からコオロギ類なども採食します。

いきもの写真

和名イシカワガエル
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期通年
解説■分類:ー■区分:沖縄県指定天然記念物■出没頻度:時々見られる■方言名:ワクビチ
世界的にも奄美大島、沖縄本島北部にのみ分布しているカエルです。体長10~13cm。夜行性で日中は岩の割れ目や川岸の土手の穴等の中に潜んでおり、成体はヤスデや沢ガニ等を食べることもあります。

いきもの写真

和名キノボリトカゲ
カテゴリー動物(爬虫類)
出会える時期通年
解説■分類:ー■区分:ー■出没頻度:普通に見られる■方言名:コーレーグスクェー
全長は雄で31cm、雌で24cmになり、尾は全長の70%程度で頭胴長は雄で9.3cm、雌で7.7cmに達します。4月から8月にもっとも活性が高く、冬でも気温が高い日は活動している個体がみられます。待ち伏せ型の採餌行動で、多くの昆虫が餌動物となっています。

いきもの写真

和名イボイモリ
カテゴリー動物(両生類)
出会える時期通年
解説■分類:ー■区分:沖縄県指定天然記念物■出没頻度:めったに見られない■方言名:ー
全長が雄で15cm、雌で20cmに達し、尾長は全長のほぼ半分になります。丘陵地から山地林内に棲息しています。奄美や沖縄諸島にだけ分布する他の種と同様に、古い時代から生き残っている種です。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。