全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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層雲峡ビジターセンター(そううんきょうびじたーせんたー)

施設写真

大雪山国立公園は国立公園の中で最も広い面積をもつ山岳公園です。層雲峡ビジターセンターは登山や観光などのために多くの人が訪れます。大古より繰り返された火山の噴火と大河の流れは、地球の歴史がもたらした壮大なドラマです。四季折々に繰り返される自然の営みの全てが、現代を生きる私たちに感動を与えてくれます。ハイビジョン映像による「層雲峡峡谷の秘密」「大雪山の四季」をご覧になり、そして体験してください。

施設情報

住所〒078-1701 北海道上川郡上川町字層雲峡
TEL01658-9-4400
開館時間8:00~17:30(6月~10月)
9:00~17:00(11月~5月)
休館情報・6月~10月:無休
・11月~5月:毎週月曜日休館日
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名ナキウサギ(エゾナキウサギ)
分類ウサギ目ナキウサギ科
学名Ochotona hyperborea yesoensis
分類、学名の出典文献日本動物大百科 第1巻 哺乳類Ⅰ(平凡社、1996)
漢字表記鳴兎(蝦夷鳴兎)
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期5月~10月
出会える場所高山の岩場など
解説ナキウサギ科。エゾナキウサギは「氷河期の生き残り」「鳴くウサギ」といわれています。体長15~18cm。体重120~160g。氷河時代に海水面が下がりユーラシア大陸と北海道が地続きになったころ渡ってきました。日本では北海道だけに生息しています。高山帯の涼しいところでないと生きていけず、標高の低いところでは地下の永久凍土や風穴と呼ばれる冷気を吹き出す穴がある岩場などに生息しています。植物食で長い冬をしのぐための「貯食」行動をし、冬眠はしません。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ウスバキチョウ
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期6月中~7月中旬
解説アゲハチョウ科。半透明の黄色い羽に赤い模様。幼虫は高山植物の女王と言われているコマクサを食草としています。日本では大雪山だけに生息し、天然記念物です。 卵からサナギになって羽化するまで3年かかります。氷河期にユーラシア大陸と地続きになったときに渡ってきました。

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和名アサヒヒョウモン
カテゴリー動物(昆虫類)
出会える時期6月中旬~7月中旬
解説タテハチョウ科。最も北方色が強く、周極種の蝶で日本では大雪山だけに生息し、天然記念物です。旭岳にちなんで名前が付けられ鮮やかなオレンジ色とヒョウのような斑点があります。高山植物のキバナシャクナゲを食草にしており、卵からサナギになって羽化するまで2年かかります。氷河期にユーラシア大陸と地続きになったときに渡ってきました。

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和名ギンザンマシコ
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期通年
解説アトリ科。バラ色の風格ある姿と高らかなさえずりは、大雪山の鳥の王様にふさわしい鳥です。北海道の高山だけで繁殖しており、これは最も南の分布です。氷河期が終わり暖かくなると北方へ去っていったギンザンマシコですが、その一部が高山帯で生きのびています。

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和名ホソバウルップソウ
カテゴリー植物
出会える時期7月上旬~8月下旬
解説ウルップソウ科。大雪山では高山の湿ったれき地や草原に咲きます。高さ15~40cm。葉はやや肉厚で光沢があり、花は穂状に密につき筒状で上下に唇状に裂けます。

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和名クモイリンドウ
カテゴリー植物
出会える時期8月
解説リンドウ科。大雪山では高山のれき地や草原に咲きます。高さ10~25cm。やや厚みと光沢のある葉が根際に多数つき、広線形で長さ10cmほど。花は茎の先に1~5個付き5つに裂け、外側に濃緑色の模様があります。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。