全国自然いきものめぐりスタンプラリー 日本全国の国立公園をまわっていろいろな“いきもの”に会いに行こう!

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温根内ビジターセンター(おんねないびじたーせんたー)

施設写真

広大な釧路湿原、湿原の魅力はそのなかに分け入ることで体感できるといえますが、入るのは命がけの世界、容易に人を拒んできました。そんな世界に木道が設置され、水生植物や野鳥、昆虫など、湿原のもつ生物の多様性と水平的な自然景観を楽しめるようになりました。
当センターを起点とする自然探勝道は、湿原を抜ける木道と丘陵地沿いの道からなっており、一周コースは3km、四季折々の湿原のさまざまな植生などを観察できるようになっています。まずはセンターにお立ち寄りください。釧路湿原の見どころ情報などをご紹介します。

施設情報

住所〒085-1145 北海道鶴居村温根内
TEL0154-65-2323
開館時間・10:00~17:00(4月~10月)
・10:00~16:00(11月~3月)
休館情報火曜日、年末年始(12/29~1/3)
入館料無料

シンボルいきもの

オリジナルスタンプ

シンボル写真

和名タンチョウ
分類ツル目ツル科
学名Grus japonensis
分類、学名の出典文献日本産野生生物目録-本邦産野生動植物の種の現状- 脊椎動物編(環境庁編、1993)
漢字表記丹頂
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期通年
出会える場所湿原、河川下流域、沿岸湖沼、農耕地を利用します。
巣は湿原内に作ります。
解説日本では、主に釧路湿原と道東の湿地に生息しています。古来瑞鳥として親しまれてきましたが、一時絶滅寸前まで数を減らしました。長年にわたる地元等の保護活動によって、近年ようやく千羽をこえるまで復活し、その優美な姿は多くの人に感動を与えます。一つがいが温根内木道周辺をテリトリーとしています。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。

周辺でみられるいきもの

いきもの写真

和名ハナタネツケバナ(アブラナ科)
カテゴリー植物
出会える時期6月中旬~7月初旬
解説北海道東部の一部の湿原でしか確認されていない、氷河期の遺存種といわれる花で、近い将来に絶滅する危険性が高い種に指定されています。スゲ湿原で可憐な装いを見せてくれます。

いきもの写真

和名ミツガシワ(ミツガシワ科)
カテゴリー植物
出会える時期6月初旬~7月初旬
解説寒冷な釧路湿原では、6月から7月初旬に開花します。20個以上の花が総状花序につく様は、つぼみと花弁、白とピンクの色のバランスが絶妙で美しさを放ちます。木道からは白の大群落と濃いピンクの小群落が見ることができます。

いきもの写真

和名タヌキモ(タヌキモ科)
カテゴリー植物
出会える時期7月初旬~8月初旬
解説夏に温根内木道から見ることができる代表的な花の一つ。スゲ湿原の水面が開いている所に咲く黄色い花で、珍しい生態をしています。ただの藻に見える葉には、丸いものがびっしり付いています。タヌキモは食虫植物で、葉に付いている丸いものは捕虫嚢。ミジンコ等を捕えて食べます。

いきもの写真

和名シマアオジ(ホオジロ科)
カテゴリー動物(鳥類)
出会える時期6月中旬~9月初旬
解説繁殖する目的で北海道の高層湿原に訪れる夏鳥です。近年激減しており、絶滅も心配されています。涼しげな鳴声や色彩がはっきりした美しい姿。シマアオジ目的で訪れる人も多数います。温根内では、ミズゴケ湿原でのみ観察できます。

いきもの写真

和名エゾシマリス(ネズミ目リス科)
カテゴリー動物(哺乳類)
出会える時期4月~10月
解説木道を歩いていると横断するエゾシマリスに遭遇したり、丘陵地沿いの道では花を食べる様子を見かけることもあります。その姿やしぐさからこどもたちの人気の的。ほ乳類は他にも、エゾクロテン、キタキツネ、エゾシカなどが訪れます。

※自然観察前には、近隣のセンターで注意事項を確認しましょう。