恩師との想い出の灯台を目指して、八戸を出発する二十四歳の女性、楠川翠。かつて妻と過ごした街を訪れるため、石巻を出発する四〇歳の男性、神原健次。見ず知らずの二人がそれぞれに、北と南から旅立つ。やがて二人の間で、SNSを通じた言葉の無い交流が始まる。震災後十年を越えて、それぞれの速さで歩き続けた二人の旅を交互に連載中。
ともに三陸海岸を舞台とする「ジオパーク」と「トレイル」を、ジオパーク認定ガイドと初心者が一緒に歩くルポ記事を連載中です。ふたつのコンテンツを同時に楽しむ様子や、初心者目線のルート上のビューポイントや気づきコメントなど、わかりやすい記事が好評です。