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屋久島国立公園

千年を超えて巨樹が息づく
日本屈指の山岳島と
大地の熱と荒波が育む命溢れる火山島

出典：地理院地図を加工して作成

屋久島国立公園の屋久島と口永良部島は、ともに黒潮が流れる豊かな海にある島です。12kmしか離れていないにも関わらず、全く異なる成立過程と自然景観を有しています。屋久島は、九州最高峰の山々が聳える急峻な地形を有するとともに、樹齢千年を超えるスギなどの巨樹・巨木の天然林が広がる特異な自然景観を有しており、その「自然美」は世界遺産の顕著な普遍的価値として認められています。一方、口永良部島は現在も火山活動が続く薩南諸島最大の火山島です。島東部には火山景観が広がり、海岸部には荒波に削られた海岸崖や海食洞窟などの自然海岸が残っています。また、火山島でありながら植生に覆われ、エラブオオコウモリなどの屋久島とは異なる動物もみられます。