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十和田八幡平国立公園（PC表示）

十和田八幡平国立公園（SP表示）

十和田八幡平国立公園見どころ・施設

出典：地理院地図を加工して作成

出典：地理院地図を加工して作成
※詳細な区域確認等に当たっては、担当の環境省自然保護官事務所等に問い合わせてください。

海や川、水のある風景を楽しむ

奥入瀬渓流

十和田湖から流出する唯一の河川である奥入瀬川が削って形成したU字型の渓谷です。変化に富む流れや自然林、滝など、屈指の景勝地であり、14kmの渓流沿いにはトレイルが整備されています。
十和田湖

約20万年前に始まった火山活動により形成された二重カルデラ湖です。湖畔から外輪山を覆う豊かな自然林緑が原生的な景観を作り出しており、国の特別名勝及び天然記念物にも指定されています。

山や植物を楽しむ

八甲田山系

北八甲田連峰は、ロープウェイで気軽にアクセスできるだけでなく、多様な登山道が整備され、多くの登山者に親しまれています。また、冬季には樹氷が形成され、独特の景観をつくっています。
八幡平

八幡平山頂付近には、高層湿原と、火山活動（水蒸気爆発）によってできた火口に水をたたえた八幡沼が広がります。駐車場から続く遊歩道で、山頂付近を気軽に散策することができます。
岩手山

見る角度によってさまざまな表情を見せ、特に「南部片富士」と呼ばれる東尾根のおだやかな裾野と西尾根の険しい稜線が合わさった山容が有名です。「焼走り熔岩流」では、荒涼とした景観が望めます。
コマクサ

高山の砂礫地に咲く多年草です。ピンク色の花は横から見ると馬の顔に似ているため「コマクサ（駒草）」と呼ばれます。秋田駒ヶ岳大焼砂や岩手山焼走りルートなどで大群落を見ることができます。

文化・くらしにふれる

十和田神社

古く平安時代から信仰を集める古社です。占場では、神社でいただける「おより紙」が湖に沈めば願いが叶い、浮いたままだと成就しないと言われています。
きりたんぽ

つぶした御飯を竹輪のように棒に巻き付けて焼いた食品を「たんぽ（蒲英）」と呼び、特に秋田県で親しまれています。火を通して切った「きりたんぽ」は、鍋物としても親しまれています。
後生掛温泉

「馬で来て足駄で帰る」と言われるほど優れた泉質を持つ温泉です。美肌効果もある「泥風呂」など、7つの温泉浴を楽しめます。隣接する自然研究路では火山による温泉現象を間近に見ることができます。湯治部の営業は2023年10月のみ。
玉川温泉

地元のマタギ（猟師）により1680年代後期に発見されました。近代になってラジウムを含む北投石が発見され、pH1.2の強酸性と毎分9,000ℓの豊富な湯量、岩盤浴でも親しまれています。
乳頭温泉郷

乳頭山麓に点在する七湯が「乳頭温泉郷」と呼ばれます。七湯は独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様で十種類以上の源泉があります。ブナ林の中を宿をつなぐように遊歩道が整備されています。
酸ヶ湯温泉

約300年前に開かれた山の温泉宿。八甲田山西麓、標高約900mの高地にあり夏でも涼しい反面、冬は雪で覆われ、積雪は5mに達することもあります。八甲田山系の登山基地にもなっています。
松川温泉郷

松川上流、標高850mほどの山あいにある温泉です。3軒の宿が静かに湯けむりを上げて出迎えてくれます。日本最古の地熱発電所があることでも知られています。

生き物に出会う

ニホンカモシカ

低山帯から亜高山帯の落葉広葉樹林や針広混交林に生息している、牛の仲間です。単独で行動し、群れをつくることはほとんどありません。国の特別天然記念物に指定されています。
クマタカ

十和田湖・奥入瀬周辺に生息する大型のタカです。日本人とのかかわりも深く、東北地方では「マタギ」と呼ばれる猟師達が「鷹狩り」にクマタカを用いてノウサギを捕っていました。

施設の場所を確認する

十和田ビジターセンター

十和田に息づく素晴らしい自然を、子どもや初めて訪れる人にも分かりやすく紹介する施設。十和田湖の特徴である「多重カルデラ」のなりたちから、四季の楽しみ方、クラフト体験など、多目的に利用できます。
酸ヶ湯インフォメーションセンター

八甲田周辺の自然観察ポイントが一目で分かる地図や写真パネル、登山ルートが表示された北八甲田の地形模型などを展示しています。
八幡平ビジターセンター

八幡平の北の玄関口、アスピーテライン秋田県側の後生掛集団施設地区にあるビジターセンター。八幡平の自然や動植物をジオラマや映像で分かりやすく学ぶことができるほか、最新の気象情報、高山植物の開花時期、周辺道路状況などの情報も提供しています。
網張ビジターセンター

十和田八幡平国立公園の最高峰であり、八幡平地域の東側を象徴する岩手山とその周辺魅力を紹介する施設。幅広い年齢層が参加できる体験プログラムは、フィールドでの楽しみをいっそう拡げてくれます。
酸ヶ湯キャンプ場

北八甲田の麓、酸ヶ湯温泉に隣接した高原のキャンプ場。開けた芝生サイトでは快晴時、満点の星空を堪能できる。酸ヶ湯温泉の日帰り入浴も利用可能。
宇樽部キャンプ場

御倉半島の付け根にある東湖に面した湖畔のキャンプ場。北側エリアでは御倉半島の雄大な姿を望むことができ、快晴時は外輪山の先に八甲田の山並みを見ることができます。
生出キャンプ場

十和田湖の南岸、休屋から西に向かって約4kmの場所にあるキャンプ場。カツラやミズナラなどの自然林に囲まれた静かな森のなか、湖畔を眺めながらゆっくりと過ごすことができる。
後生掛（大沼）キャンプ場

標高1,000m、八幡平アスピーテライン沿いにある、ブナ林に囲まれた静かなキャンプ場。周辺には古くからの湯治場・ふけの湯や後生掛温泉が残り、日帰り温泉を楽しむことができる。大沼散策路や八幡平ビジターセンターへも徒歩圏内で移動可能。
乳頭キャンプ場

乳頭温泉の玄関口に位置し、秋田駒ヶ岳や乳頭山への登山拠点としても人気のキャンプ場。乳頭温泉郷内にあるので、湯めぐりとセットで楽しむことができる。
網張温泉キャンプ場

標高770mのロケーションで、澄んだ高原の空気を肌で感じられるキャンプ場。日帰り温泉や網張ビジターセンター、遊歩道など徒歩圏内に施設が充実しています。岩手山や三ツ石山など登山拠点としても便利。
松川キャンプ場

ブナやナラの原生林に囲まれた自然豊かな森のキャンプ場。松川温泉まで歩いて行くことができるので、周辺の登山拠点としても活用できる。
奥入瀬渓流館

館内には自然のジオラマ、散策マップ、十和田に魅せられた人々の紹介など、奥入瀬渓流に関する情報を多彩に紹介。ミネラルウォーターを製造している「奥入瀬湧水館」も隣接しています。
石ヶ戸休憩所

奥入瀬渓流の途中にある唯一の休憩所で、トイレや駐車帯を完備。館内では、渓流のジオラマや写真パネルなどの豊富な資料を展示しており、別棟の売店では軽食やお土産の販売も行っています。
玉川温泉ビジターセンター

焼山を中心に、周辺エリアの火山活動や自然環境についてわかりやすく展示解説している施設。
松尾八幡平ビジターセンター

八幡平地域の岩手側の情報発信や案内を行っている。周辺の動植物、美しい景観や火山の解説・紹介を写真やパネルで紹介。映像ホールでは大スクリーンで四季折々の八幡平の映像を体験できます。
アルパこまくさ

温泉館、情報センター、防災ステーションが整備された山小屋風の施設です。周辺には散策路やミニパークのほか、240台分の駐車場もあるので、登山時はここでバスに乗り換えると便利です。
蔦野鳥の森休憩所

蔦温泉の敷地に隣接する無人の休憩施設。散策路の紹介や周辺の自然について写真やイラストのパネルで紹介するインフォメーション。散策路の出発地点にもなっています。
八幡平パークサービスセンター

八幡平の散策マップの販売やスノーシュー、長靴の貸出、周辺の登山道や自然情報の発信を行っています。ベンチやテーブルを備えた休憩室が隣接していて、誰でも気軽に利用することができます。

公園でできる体験例を見る

バックカントリースキー

パウダースキーの中を滑走するバックカントリースキーは本公園内の人気のアクティビティです。パウダースノーが体験できるのは1月、2月頃となります。迷いやすいので、ガイドと一緒に入りましょう。
湯治

火山の恵みである温泉で心と体を癒やし、自然や人とのふれあいを楽しむ長期滞在が湯治です。忙しくなった現代では実践する人が少なくなっていますが、国立公園内にはいくつかの湯治宿があり、自炊をしながらの滞在を楽しむことができます。
スノーシュートレッキング

初心者にも簡単なスノーシューを履いて、ブナ林の中を歩くツアーです。ガイドの案内で、動物たちの足跡や野鳥を観察しながら冬の自然を満喫できます。ふかふかの新雪を歩く楽しみがあります。
十和田湖カヌーツアー

神秘と謳われるブナの森にいだかれた湖を、カナディアン・カヌーで「散策する」ツアーです。ガイドの解説を聞きながら、雄大な十和田湖の自然を余すことなく感じとることができます。
渓流ネイチャーウォーク

奥入瀬渓流の上流域で行う少人数のネイチャーツアーで、植物や地質など、さまざまな角度から奥入瀬渓流の魅力を知ることができます。コケやシダなどが育んだ森の原生的な雰囲気を味わえます。

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