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十和田八幡平国立公園 上坊コース
信仰の歴史を残す、苔むした旧参道
コース概要
上坊コースは岩手山麓の上坊神社付近に登山口を持ち、信仰登山の頃から登られているコースです。
「ツルハシ分れ」と呼ばれる、焼走りコースとの合流地点まで眺望には恵まれませんが、鬱蒼としたコメツガやダケカンバは古く神奈備を思わせ、傍らに佇む祠は神域の気配を帯びます。
山頂までの最短・最急のコースですが、登山者が少なく静かで厳かな雰囲気の登山を楽しめます。
コース名 | 上坊コース |
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タイプ | 登山 |
所要時間 | 4時間(片道) |
距離 | 6.7km (片道) |
アクセス
区間 | 交通機関名 | 時間 |
---|---|---|
西根IC→上坊登山口 | 自家用車 | 約30分 |
※ 詳しくは各交通機関の窓口・ホームページなどでご確認ください。

コース
※コースタイムや距離は目安です。
登山口
徒歩/登り 2時間20分 下り 1時間50分
ツルハシ分れ
徒歩/登り 1時間 下り 40分
平笠不動避難小屋
徒歩/登り 40分 下り30分
山頂
上坊コースの見どころ
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道中の石柱二合目から八合五勺目まで、文政5年(1822年)に建てられた9本の石柱が残っており、信仰登山の名残をとどめています。小さいため、よく見ないと見逃してしまうかもしれませんが、今日に受け継がれる大切な文化のひとつです。
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上坊神社信仰登山において、聖域である山域への入り口としての役割を果たしていました。現在でも信仰登山のために使われており、土沢の浄屋をはじめとした周辺の浄屋で肉食を絶つなどして身を清めてから神社に寄り、山頂の奥宮を目指し登山する風習が残っています。
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深い森と高山植物カラマツ、コメツガ、ダケカンバなどの森の中を進みます。木漏れ日の中にシラネアオイやツバメオモトなどの高山植物がみられます。