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三陸復興国立公園(PC表示) 三陸復興国立公園(SP表示)

三陸復興国立公園 特徴

生態系・動植物

海域の生態系

ホンダワラ、アオサをはじめとした海藻類が優先する藻場やアマモ類からなるアマモ場が形成され、海洋生物の生息場となっています。アイナメ、ソイやウニ、アワビなど、水産資源としても重要な生物が生息しています。

動物

特に海鳥の繁殖地として重要な地域であり、日出島はクロコシジロウミツバメの、三貫島はオオミズナギドリ及びヒメクロウミツバメの集団繁殖地として、国指定鳥獣保護区に指定されています。沿岸の崖地にはミサゴなどの猛禽類が生息しています。

海藻が生い茂る岩礁海岸

植生

青森県内は海岸植物群落が主体となっており、草原やお花畑が特徴的な地域です。崖地、砂浜、シバ地、塩生湿地など変化に富む海岸線に応じて多様な植物が生育しています。やませの影響で、高山植物も見ることができます。岩手県及び宮城県内は海岸に生育するアカマツが主体となっており、環境に応じてスカシユリなどの海岸崖地植生やハマナスなどの砂浜植生が発達しています。また、北山崎のシロバナシャクナゲ群落や船越大島及び椿島のタブ原生林など、局所的に貴重な植生が見られます。

種差海岸のお花畑
岩場に咲くスカシユリ
各地の海岸に咲くハマナス

地形・地質

地形

北上山地の東側で太平洋に面した陸地がリアス海岸となっており、特徴的な地形となっています。リアス海岸は宮古以南から続く海岸線と直行した断層が侵食され、海面上昇により沈水したことから成り立っています。北部は主に海食崖と段丘面からなる海成段丘であり、高さ200mに達する海食崖もみられます。南部は半島の先端に海食崖を伴う典型的なリアス海岸となっており、複雑に入り組んだ海岸線に沢山の湾があります。それぞれ、岩礁海岸や砂浜、礫浜などが見られ、変化に富んだ地形は海鳥の繁殖地にもなっています。

大須賀海岸
鵜の巣断崖
蕪島
侍浜

地質

主として北上山地の骨格を形成する古生層と、これに貫入した火成岩が中心で、部分的に白亜紀層や第三紀層なども分布しています。これら多種類の岩石が海食作用に異なる反応をみせ、海岸線は多様な地形を呈しています。白亜紀層の地層からは多数の化石が見つかっており、特に羅賀海岸は日本の代表的白亜紀化石を産する海岸として学術的にも貴重です。茂師地区では恐竜(モシリュウ)、歌津地区では魚竜(ウタツギョリュウ)の化石も見つかっています。

羅賀海岸の地層(明戸層・平井賀層の露頭)

文化

産業景観

沿岸には漁港が多数あり、展望地から望む海上には定置網が設置され、漁船の往来が目に入ります。特にリアス海岸となっている公園南部の湾内にはカキ、ホタテなどの養殖筏やワカメなどの養殖ブイが多数浮かべられ、典型的な漁業地域の風景を呈しています。また、種差海岸には、馬の放牧などの人為的影響によって維持されてきた広大なシバ草原が広がっています。

行事・風習

新造船に魂を入れる造船儀礼の儀式、大漁祈願のお守り「山オコゼ」、海上で山の見え方から現在地を知る「山アテ」といった、海や山に関連する風習の記録があります。また、秋田のなまはげに似た「スネカ」や民俗芸能の「黒森神楽」などの伝統行事もあります。

ワカメの収穫風景(気仙沼大島)
種差天然芝生地

自然災害

大規模な地震・津波・地盤沈下を引き起こした東北地方太平洋沖地震は、この地域の多くの人々の生命や財産のみならず、自然環境にも大きな影響を与え、自然は時として大きな脅威をもたらすということを私たちに再認識させました。また、脅威の側面を持つ自然との向きあい方、人と自然の共生のあり方を考え直す転換点になりました。これからも繰り返されるであろう地震・津波に備え、自然の回復力を活かし、自然と共に歩む復興を進めること、そして、持続可能な地域をつくり、豊かな自然と地域のくらしを未来に引き継ぐことが、いま、求められています。

震災メモリアルパーク中の浜

15mを超える津波によって被災したキャンプ場やトイレの施設をそのときのままに見せる「震災遺構」の公園です。津波と同じ高さの目線に立つことができる「展望の丘」に登り、津波に没した範囲とその凄まじい威力を感じてください。

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