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霧島錦江湾国立公園 高千穂河原ミヤマキリシマコース
霧島山の初夏を彩る紫紅色の花園へ。
コース概要
霧島山の南の利用拠点として知られる高千穂河原から中岳中腹探勝路に入り、霧島山を紫紅色に染めるツツジ科のミヤマキリシマを満喫した後、霧島神宮古宮址を巡るコースです。高千穂河原ビジターセンター横から「中岳中腹探勝路」を登り、下山後に「霧島神宮古宮址」を訪ねます。高千穂河原はかつて霧島神宮が在ったところで、現在は霧島神宮古宮址が残っています。また、中岳中腹や高千穂峰への登山基地にもなっており、多くの登山客やハイカーで賑わいます。中岳中腹は ミヤマキリシマの群生地として名高く、アカマツの美林やノリウツギ、リョウブ、ネジキなどの樹木が茂る自然がいっぱいの場所です。自然と歴史、両方の魅力を短時間で手軽に味わえるコースです。
コース名 | 高千穂河原ミヤマキリシマコース |
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タイプ | ハイキング |
所要時間 | 2時間45分 |
距離 | 2.6km |

コース
※コースタイムや距離は目安です。
高千穂河原ビジターセンター
徒歩/20分(0.5 km)
つつじコース分岐
徒歩/60分(0.6 km)
登山コース・つつじコース合流点
徒歩/50分(0.8 km)
つつじコース分岐
徒歩/30分(0.5 km)
霧島神宮古宮址
徒歩/5分(0.2 km)
高千穂河原ビジターセンター
高千穂河原ミヤマキリシマコースの見どころ
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中岳中腹探勝路見事な花の楽園中岳中腹探勝路を500 mあまり登ると、あたり一面ミヤマキリシマが咲き競い見事な花の楽園が広がります。新緑の山を背景にピンクや紫の花が咲く光景は目の覚めるような鮮やかさです。探勝路からは高千穂峰や御鉢、中岳山頂のほか、南の桜島や錦江湾も見る事ができます。もみじコース、つつじコース、登山コースの3コースがあります。
*新燃岳の噴火に伴う規制のため、中岳は現在中腹までしか登れません。 -
ミヤマキリシマ花咲けるときは満山錦のごとし霧島山を代表する植物の一つで、標高700 m以上の日当たりのよいところに群落を作り、5月から6月にかけて紫紅色の花をつけます。薩摩藩の歴史書に「霧島山中に特に多し…花咲けるときは満山錦のごとし」と記載され、植物学者の牧野富太郎が「深い山に咲くツツジ」という意味でミヤマキリシマと命名しました。2011年の新燃岳の噴火で噴火で軽石が積もった場所でも新しい枝が勢いよく生長し、たくましい生命力を感じさせます。
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霧島神宮古宮址鳥居と御鉢火山を眺める霧島神宮古宮址には、約1,000年前に高千穂峰と御鉢の間の脊門丘(せたお)から移された霧島神宮の社殿がありましたが、約800年前の御鉢火山の噴火により焼失し、社殿はここから現在の場所に移動しました。現在は、古宮址として整備され、歴史ある鳥居と雄大な御鉢火山を眺めながら、自然と火山、信仰の関わりを感じられる場所となっています。毎年11月10日の夕刻には天孫降臨御神火祭が開催され、御神火とともに伝統芸能の九面太鼓が奉納されます。