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霧島錦江湾国立公園 高千穂峰登山コース
歴史を感じる神話の舞台へ。
コース概要
天孫降臨神話の舞台と言われる山、高千穂峰の頂上にある「天の逆鉾」を目指し、坂本竜馬とおりょう夫妻の日本で初めてのハネムーンをしのぶコースです。 高千穂峰は美しい姿の成層火山で、山頂にはニニギノミコトが降臨の際に突き立てたとされる青銅製の「天の逆鉾」が立っており、幕末に坂本龍馬夫妻がこの地を訪れたことは「日本初の新婚旅行」とも言われています。高千穂河原から霧島神宮古宮址まで参道を歩いた後、登山道に入って樹林を抜け、急なガレ場斜面を登りきると御鉢の頂上で、「馬の背」と呼ばれる御鉢の火口縁を左周りで進みます。そこから脊門丘(せたお)と呼ばれる鞍部に降り、火山礫や軽石の積もった登山道を通って山頂にたどりつくと「天の逆鉾」を見ることができます。
コース名 | 高千穂峰登山コース |
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タイプ | 登山 |
所要時間 | 3時間 |
距離 | 6.8km |

コース
※コースタイムや距離は目安です。
高千穂河原ビジターセンター
徒歩/15分(0.5 km)
霧島神宮古宮址
徒歩/15分(0.5 km)
登山口 高千穂峰登山道・自然探勝路分岐
徒歩/30分(1 km)
御鉢
徒歩/30分(0.5 km)
脊門丘
徒歩/30分(0.9 km)
天の逆鉾
徒歩/60分(3.4 km)
高千穂河原ビジターセンター
高千穂峰登山コースの見どころ
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高千穂峰高千穂峰からの眺望高千穂峰(標高1,574 m)は、天孫降臨神話が伝わる神秘的な山で、美しくとがった山体は度重なる噴火によって形づくられました。山頂からは御池や都城の町まで手に取るように見下ろせ、遠く噴煙を上げる桜島も見ることができます。高千穂峰から見る朝日は日向灘から昇り、毎年元日には御来光登山に訪れる多くの人で賑わいます。
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御鉢の火口今も立ち上がる噴気御鉢は高千穂峰の西側で約1,500年前から活動を始めた火山です。直径約500 m、深さ200 mの大きな火口があり、現在も火口の底から立ち上る噴気を見られることがあります。火口の縁や馬の背と呼ばれる火口縁には大きな岩が点在していますが、これは明治大正期の噴火で飛んできた火山弾で、1866年5月に坂本龍馬が登ったときにはまだなかった岩とされています。
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天の逆鉾山頂に突き立てられた三つ叉の鉾高千穂峰山頂に逆さに突き立てられた青銅製の三つ叉の鉾(ほこ)で、ニニギノミコトが降臨の際に突き立てたとされ、山麓の霧島東神社の社宝となっています。坂本龍馬や江戸時代の文人たちの記した霧島登山記録にも登場し、自然と信仰の長いつながりを感じさせます。また、幕末に坂本龍馬が妻おりょうと「日本初の新婚旅行」でこの地を訪れた際の記録が、姉乙女宛の書簡に残されています。