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大山隠岐国立公園(PC表示) 大山隠岐国立公園(SP表示)

大山隠岐国立公園 特徴

植物・動物・生態系

海岸・島しょ

隠岐諸島では、北方系のハマナス、南方系のナゴラン、大陸性のダルマギク、亜高山性のシロウマアサツキなどの植物が海岸沿いの低地に同所的に生育し、内陸部には固有種のオキサンショウウオが生息するなど、独自の生態系が形成されています。また、海域には日本海に分布する海草の6種全てが生育し、海草藻場として日本海で最大級の面積を有しています。さらに、海藻で唯一の国指定天然記念物であるクロキズタの生育地としても知られています。
島根半島は、人が容易には近づけない岩石海岸が多く、海鳥たちの格好の繁殖地となっています。なかでも日御碕の経島は日本有数のウミネコの集団繁殖地です。

経島
知夫の海中林
オキサンショウウオ

山地部

大山は、標高800~1,300mにかけて西日本最大級のブナの自然林が残されており、全国でも有数の夏鳥の繁殖地となっています。頂上付近には、国指定特別天然記念物であるダイセンキャラボク群落をまじえた風衝低木帯が広がっており、ツガザクラ、イヨフウロ、ナンゴククガイソウなどの高山植物が、初夏には素晴らしい花畑を形成します。
その他にも、毛無山や三瓶山のブナ・ミズナラ林、三徳山の照葉樹林及び冷温帯樹林などがあり、蒜山や三瓶山、鏡ヶ成にはススキなどの草原が分布していることも特徴の一つです。各地の草原には、希少な草原性の動植物が生息・生育しており、なかでもウスイロヒョウモンモドキは、中国地方の数カ所の草原にのみ生息しています。

ダイセンキャラボク
毛無山のブナ林
ナンゴククガイソウ

地形・地質

海岸・島しょ

隠岐諸島は、太古の火山活動で基礎が造られ、その後の地殻変動や気候変動の影響で、海に沈む、大陸や本土と陸続きになる、という過程を経て、約1万年前に離島となりました。こうしたプロセスを経て形成された地形に冬季の季節風や波浪による浸食が加わり、海食崖・洞門・洞窟など多彩な海岸景観が生み出されました。
島根半島は、かつて断層活動で本土と切り離され、その後本土側の河川の沖積作用によって出雲平野・松江平野・弓ヶ浜半島が形成されて再び本土と繋がったと考えられます。

ローソク島
国賀海岸
日御碕海岸(隆起海岸)

山地部

大山・蒜山地域及び三瓶山地域の山地部は、主に火山活動によって形成されました。
中国地方最高峰の大山(標高1,729m)は、成層火山の上に溶岩円頂丘がのった火山で、山頂部に続く北壁、南壁の急崖地は荒々しい山岳景観を呈しています。
また、蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)も火山であり、その裾野には噴火と浸食によって形成された蒜山高原が広がります。さらに、三瓶山は溶岩円頂丘であり、その周囲の3つの湖も火山活動によって形成されたものです。

大山北壁
三瓶山と浮布池

文化

海岸・島しょ

隠岐諸島、島根半島はともに国引き神話をはじめとした日本神話の舞台となっています。特に島根半島は古代出雲文化の中心ともいえる出雲大社や日御碕神社、加賀潜戸など神話にまつわる史跡・名所が数多く点在しています。

出雲大社
日御碕神社
加賀の潜戸

山地部

大山は古くから信仰の対象とされており、平安時代には大山寺が開創され、江戸時代にかけて参詣者で賑わいました。今日もその名残である参詣道(大山道)が残っています。また、大山とともに「伯耆三嶺」と称される船上山と三徳山は、古くから山岳信仰の場とされてきました。一方、三瓶山や蒜山では、牧畜など人々の生活・生業の一環として草原が形成されており、今日でも一部の場所で「火入れ」による伝統的管理が継承されています。

大山道(横手道)に立つ石の大鳥居
大山寺
三瓶山・西の原の火入れ

アクティビティ

大山隠岐国立公園では、登山、ハイキング、サイクリング、キャンプ、スキー、遊覧船からの海岸景観の鑑賞、海水浴、シーカヤック、ダイビング等の山や海での四季折々のアクティビティと、寺社参詣や神楽の鑑賞等の文化・歴史に触れる体験の両方を楽しむことができます。

大山中腹から日本海までダウンヒルサイクリング
雪上ファットバイク(蒜山高原)
潜戸観光遊覧船(加賀の潜戸)
大山の大献灯(和傘灯り)
隠岐諸島でのシーカヤック
大山登山

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