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阿蘇くじゅう国立公園（PC表示）

阿蘇くじゅう国立公園（SP表示）

阿蘇くじゅう国立公園見どころ・施設

出典：地理院地図を加工して作成

出典：地理院地図を加工して作成
※詳細な区域確認等に当たっては、担当の環境省自然保護官事務所等に問い合わせてください。

海や川、水のある風景を楽しむ

白川水源等の湧水群

熊本市内を流れる一級河川「白川」の水源の1つです。南阿蘇湧水群を代表する水源で、毎分60tの水が湧き出しています。環境省選定の名水百選にも選ばれています。
菊池渓谷

阿蘇外輪山の北西部に位置し、大小様々な瀬や滝が連続する美しい渓谷です。清流の水温は夏でも低く、涼やかな空間は多くの観光客を魅了しています。「日本森林浴の森百選」に選ばれています。
男池

原生林の中にある、不思議なほど青く透きとおった男池。1日約2万トンもの水が湧出する男池は、1年中12.6 ℃の水温を保ち、「日本名水100選」にも選定され、まろやかな口あたりの湧水が味わえます。

山や植物を楽しむ

草千里ヶ浜

直径約1kmの火口の中に約400mの新たな火口が生じた二重の火口地形です。2つの池と草原が広がり、噴煙を上げる中岳を望む絶好のロケーションです。のどかな風景の中ゆったりと過ごせます。
由布岳

由布院の背後にそびえ、秀麗な山容から豊後富士と呼ばれています。山麓部は野焼きによる草原景観が広がり、中腹部は広葉樹に覆われ秋には紅葉スポットになります。
阿蘇大観峰

目の前に阿蘇五岳、周囲には広大な草原、眼下にはカルデラ床の阿蘇谷を見渡すことができる開放的な展望地です。駐車場が整備され、そこから徒歩約10分の展望地を気軽に楽しめます。
くじゅう連山

最高峰の中岳をはじめとした峰々からなるトロイデ(鐘状)型火山地形として変化のある景観となっています。南北には火山灰などで形成された火山性高原が広がり、雄大な草原景観を呈しています。
鶴見岳（別府ロープウェイ）

ロープウェイがあり、山頂からは眼下に別府湾が広がります。春はミヤマキリシマ、夏は清涼感、秋は紅葉、冬は霧氷と、四季を通じて楽しむことができます。
ミヤマキリシマ（くじゅう）

ツツジの仲間で九州各地の火山の山肌にみられます。花が咲く5月～6月には、山が一面ピンク色に染まります。くじゅう連山では他樹種に被圧されて衰退が進んでおり、保護活動が行われています。
ヒゴタイ

氷河期から現在まで生き残っている希少な植物です。8月～9月に、瑠璃色の球形の花が咲き、葉はアザミに似てトゲがあります。草原で見られますが、草原の消失とともに絶滅が危惧されています。
タデ原

標高約1000mに位置し、面積は38haと国内最大級の中間湿原です。2005年にラムサール条約に登録されており、希少な植物が整備された木道から見ることができます。
猪ノ瀬戸湿原

標高約700mに位置し、鶴見岳と由布岳の間に位置した湿地帯です。サクラソウなどの希少な植物が観察路から見ることができます。
阿蘇山トレッキング

草千里ヶ浜の駐車場から烏帽子岳（1337m）や杵島岳（1326m）のトレッキングが身近に楽しめます。
くじゅう連山トレッキング

くじゅう連山は九州本土最高峰となる中岳（1791m）をはじめ、火山特有の風景地が点在し、タデ原湿原や坊ガツル湿原など学術的にも貴重な湿原を有するなど、見どころが豊富な地域です。

文化・くらしにふれる

草原管理（野焼き）

本公園の草原では、春になると一斉に野焼きが行われます。これは、茅場や放牧地などに活用し続けるため、草原が樹林へと移り変わらないように、古くから続いている人の営みです。
阿蘇神社の火振神事

阿蘇神社にて行われる神様の結婚式を祝う神事。火をつけた茅束を頭上で振り回し、横参道に幾重にもできる火の輪が幻想的です。毎年3月の卯の期間の申の日に姫神を待って行われます。
あか牛

阿蘇を代表する褐毛の牛です。阿蘇では農耕用の役牛として飼われ、草原に放牧されているその姿は牧歌景観を醸し出します。現在では食肉として人気があり、赤身が多く、ヘルシーさが売りとなっています。
馬肉

熊本は馬肉の生産量・消費量ともに日本一を誇っています。定番の「馬刺し」など和食の他、ハンバーグやカレーなど洋食でも豊富なメニューの馬肉料理が提供されています。
内牧温泉

30軒を超えるホテルや旅館が建ち並ぶ、阿蘇隋一の代表的な温泉街です。夏目漱石など文豪らが宿泊した温泉地としても有名です。中でも人気があるのが、「町湯」と呼ばれる公衆温泉めぐりです。
筋湯温泉

桶蓋山（わいたさん）の麓、標高1,000mの山峡に湧く温泉です。魅力的で個性溢れる宿が30軒近く点在しています。開湯は958年にまで遡り、1,000年以上の長い歴史を誇る温泉郷です。
法華院温泉山荘

くじゅう連山のほぼ中心に位置する山荘であり、1324年を開基とする天台宗の一大霊場でした。現在は宿泊ができる山小屋となっており、九州最高所に湧く天然温泉があります。
九重森林公園スキー場

ゲレンデ総延長2,500mの九州最大のスキー場であり、12月中旬頃～3月末頃まで営業している。

生き物に出会う

オオルリシジミ

阿蘇の草原にはオオルリシジミやゴマシジミなどの希少種が生息しています。オオルリシジミは日本に分布するシジミチョウの仲間では比較的大型で、るり色の羽をもつ美麗種です。
ホオアカ

頭部側面に赤褐色の斑があるのが和名の由来となっています。腹面は白く、体側面には褐色の縦縞が入り、メスは少し薄い色をしています。

施設の場所を確認する

阿蘇草原保全活動センター

阿蘇の草原を知り、学ぶことができる場であり、草原をめぐる様々な活動の拠点です。展示コーナーでは阿蘇の草原の成り立ちや恵み、草原を守る取組などを知ることができます。
阿蘇山上ビジターセンター（阿蘇火山博物館内）

阿蘇山の阿蘇地域の自然や文化、阿蘇山上トレッキングなどのたくさんの魅力を総合的に紹介する展示施設です。阿蘇に生息する動物や草花などを紹介するコーナーがあります。登山グッズをレンタルできます。多言語対応スタッフが対応しています。
南阿蘇ビジターセンター

根子岳に近い高森町にあり、四季折々の阿蘇の草花を楽しめる野草園の散策ができます。阿蘇くじゅう国立公園阿蘇地域の魅力をジオラマやパネル、映像などを使ってわかりやすく紹介しています。
長者原ビジターセンター

くじゅう連山の麓にあり、このセンターでは、長者原周辺に関する最新の観光情報、展示、パンフレット、映像、観光ガイドなどが利用できます。展示は、長者原の豊かな環境が中心で、この地域に生息する珍しい植物、動物、昆虫やここで暮らす人々の特有の活動を紹介しています。

公園でできる体験例を見る

ホーストレッキング

千年守り続けられている阿蘇の雄大な大草原を、馬にゆられてのんびり楽しむ人気のアクティビティです。
阿蘇火山博物館

世界最大級のカルデラを持つ活火山『阿蘇山』の生い立ちから、現在の生態系までトータルに学習・見学できます。約30万年前から現在までの阿蘇の誕生のドラマを動態模型によって表現されており、一つの目玉展示となっています。

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