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日本の
国立公園

国立公園は、日本を代表する風景地として、
自然公園法に基づいて国が指定するものです。
北は北海道から、南は沖縄や小笠原諸島まで全国に34か所あり、
国土の約5.8%を占め、年間3億人以上が利用しています。
豊かな水や火山の恵み、そして人の手が入ることによって
生態系と自然環境が保たれ、7,000種の植物、1,000種を超える動物、
70,000〜100,000種もの昆虫類などが生育・生息しています。
また、一部では農地や集落を含んでおり、
その土地ごとの歴史や伝統、文化に触れることができます。
日本の国立公園は、自然環境が生みだした大自然と、
その地方特有の文化を体感できる場所なのです。

国立公園は全国に34

日本の国立公園は、土地の所有に関わらず指定を行う「地域制自然公園制度」を採用しており、多くの私有地も含んでいます。

Diversity

豊かな
多様性

気候と四季

日本は、国土が南北に長く、1つの国の中に亜寒帯から亜熱帯まで幅広い気候帯が存在します。温帯の地域には、はっきりとした四季が訪れ、季節ごとに自然が変化を見せます。
春の桜や夏の新緑、秋の紅葉など、四季折々に表情を変える、日本の美しい自然を国立公園では楽しむことができます。また、こうした環境に適応するかたちで多種多様な動植物が生息・生育しています。

多様な景観

民衆に親しまれてきた名所・旧跡・伝統的な探勝地や山岳など原始性の高い自然の大風景から、居住地に近接したレクリエーションに適した場所、自然性の高い生態系の景観やサンゴ礁などの海域景観、野生生物の生息地としての景観や広大な湿原景観など、長い歴史のなかで様々な要素をもった場所が国立公園として指定されています。

  • 中部山岳国立公園
  • 西海国立公園
  • 十和田八幡平国立公園
  • 雲仙天草国立公園

景観の保全

私たちが感じる風景とは、視覚だけでなく五感で感じるものまでが含まれています。自然を包括的に認識してもらうことにより、自然環境の保全や生物多様性の保全に大きく寄与しています。
国立公園を訪れてその風景地を十分に味わうと同時に、この私たちの貴重な遺産を次の世代へ受けついでいけるよう、一人一人が心掛けたいものです。

  • 知床国立公園
  • 西表石垣国立公園
  • 慶良間諸島国立公園
  • 霧島錦江湾国立公園

Culture

歴史や文化により
生み出される物語

日本の国立公園は、自然と人の営みが共存している場所です。
そこに暮らす人びとと自然が織りなしてきた歴史や受け継がれてきた文化があり、これらを目や耳で、また食を通じて体験することができます。

History

日本の国立公園の歴史

世界で初めて国立公園を作ったのはアメリカ合衆国で、
1872年にイエローストーン国立公園が指定され、
やがて世界各国に広まりました。
日本もアメリカ合衆国の国立公園制度などを手本に準備をすすめ、
1934年3月に初めて瀬戸内海、
雲仙及び霧島の3つの国立公園が指定されました。

戦前・戦後と国立公園の数は徐々に増え、
2017年には34番目の国立公園として奄美群島国立公園が指定されています。
日本の素晴らしい風景の保護と適正な利用の増進のために
様々な制度や仕組みを整えながら、
きめ細かな管理がなされています。

Ranger

レンジャー(自然保護官)は、アメリカの国立公園の
「パークレンジャー」にならって、昭和28年(1953年)に12名が
各地の国立公園に「現地駐在管理員」として配置されたことに始まります。
国立公園の保護・管理など、その仕事は多岐にわたります。
国立公園は将来世代も、私たちと同じ感動を味わい楽しむことができるように、
すぐれた自然を守り、後世に伝えていくところです。
そのために、制度や仕組みを作りながら、管理をしています。

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