平成17年1月31日
特定外来生物等専門家会合
○特定外来生物等専門家会合としては、次の37種類を第1次の特定外来生物指定対象とすることが適切であると考える。これらは、生態系等への被害について科学的知見があり特定外来生物指定に向けての条件が整っているものである。
分類群 | 種名 | 種数(種類数) |
---|---|---|
哺乳類 | タイワンザル、カニクイザル、アカゲザル、アライグマ、カニクイアライグマ、ジャワマングース、クリハラリス(タイワンリス含む)、トウブハイイロリス、ヌートリア、フクロギツネ、キョン | 11種 |
鳥類 | ガビチョウ、カオグロガビチョウ、カオジロガビチョウ、ソウシチョウ | 4種 |
爬虫類 | カミツキガメ、グリーンアノール、ブラウンアノール、ミナミオオガシラ、タイワンスジオ、タイワンハブ | 6種 |
両生類 | オオヒキガエル | 1種 |
魚類 | オオクチバス、コクチバス、ブルーギル、チャネルキャットフィッシュ | 4種 |
昆虫類 | ヒアリ、アカカミアリ、アルゼンチンアリ | 3種 |
無脊椎動物 | ゴケグモ属のうち4種(セアカゴケグモ、ハイイロゴケグモ、ジュウサンボシゴケグモ、クロゴケグモ)、イトグモ属のうち3種、ジョウゴグモ科のうち2属全種、キョクトウサソリ科全種 | 1科、4属 (5種類) |
植物 | ナガエツルノゲイトウ、ブラジルチドメグサ、ミズヒマワリ | 3種 |
合計 | 1科4属32種 (37種類) |
○オオクチバスについては、既に広範に分布している実態に鑑み、防除をどのように進めていくかについての早急な検討が重要であると考える。
○セイヨウオオマルハナバチについては、1年程度を目途に指定について検討することが適切である。
○上の表の種類に生態的特性が似ている外来生物を未判定外来生物とする必要があると考える。
○その他、生態系等への影響について何らかの指摘を受けており、さらに知見・情報の充実に努める必要のある生物(要注意外来生物)については、引き続き検討を深める。
○第一次指定に引き続き、被害に係る知見・情報の収集・整理を行い、今後、第二次、三次の指定作業を進めていくことが重要である。