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 特定外来生物の解説

特定外来生物の解説


ガビチョウ

和名
ガビチョウ
科名
チメドリ (Timaliidae)
学名
Garrulax canorus
英語名
Laughing thrushes
原産地
東アジア、東南アジア
特徴
渡りはせず定住的で、ヤブに営巣する。羽色は焦げ茶が主体で、比較的地味。大きく、複雑な音色でよくさえずる。熱帯・温帯の下層植生発達した環境に広く生息する。
定着実績
宮城、福島、茨城、群馬、埼玉、東京、山梨、神奈川、長野、福岡、佐賀、大分、熊本の12都県。生息環境は、下層植生の発達した低地林(里山)。
平成21年度までに個体が確認された地点図
被害状況
■生態系に関わる被害
  • ガビチョウ類の定着が確認されている、九州・本州の低地林等の里山的森林において、これらの種が最優占種となり、群集構造が著しく変化している。また、長期的には在来種への直接・間接の負の影響も懸念される。
  • ハワイ諸島においてはガビチョウが高密度で生息し、在来鳥類の衰退の一因となっている。
取扱い上の注意
備考
飼育個体の逃亡ないしは故意の放出が、野外への定着の主因である。近年、ガビチョウ類の輸入は、輸出国の中国の政策および日本における需要等の要因からほぼなくなっている。

※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。


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