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 特定外来生物の解説

特定外来生物の解説


ルドウィギア・グランディフロラ

和名
ルドウィギア・グランディフロラ
(オオバナミズキンバイ等)
科名
アカバナ (Onagraceae)
学名
Ludwigia grandiflora
英語名
large-flower primrose-willow等
原産地
南アメリカ、北アメリカ南部
特徴
アカバナ科のチョウジタデ属の水生の多年草
定着実績
日本では、基本亜種のオオバナミズキンバイ(L. grandiflora ssp.grandiflora)の定着が、兵庫県加西市玉野町のため池(逆池)(2007 年8月確認)、滋賀県琵琶湖南湖の赤野井湾(2009 年12 月確認)、和歌山県で確認されている。
被害状況
■生態系に関わる被害
  • 水上と水中にマット状に厚く繁茂し、他の植物の生育を阻害する。
  • 水中の密生した茎は、蚊の生息場所となり、堆積物が溜まり、水の流れを阻害する。水上に繁茂することで、水鳥の採餌場所である開放水面がせまくなる。
  • 琵琶湖南湖の赤野井湾地区では、2009 年12 月に約142 uの生育が確認され、2012 年12 月には約22,435 uと、3年間で約160 倍の面積に分布を拡大し、南湖のほぼ全域にまで広がった。
  • 琵琶湖南湖の赤野井湾地区では、2012 年にはオオバナミズキンバイの被度が60%に増加した。一方、在来植物とその他の外来植物を合わせた被度は、オオバナミズキンバイが生育していなかった2008 年には64%であったが、2012 年には32%に減少した。在来種の中には、ヨシやマコモのように被度が減ったものと、カサスゲ、サクラタデ、イシミカワのように消失したものがあった。琵琶湖標準水位との差で示された地盤高からみると、オオバナミズキンバイが生育できる地盤高範囲の幅は広く、希少種7を含む54種の在来種と重なることから、これらの植物に影響を及ぼすおそれが高い。
  • 近縁種間に交雑親和性があることから、絶滅危惧U類(VU)のミズキンバイ(L. peploides ssp. stipulacea)やケミズキンバイ(L. adscenden)との交雑や遺伝的攪乱を引き起こす可能性がある。
■農林水産業に関わる被害
  • 海外では、船の航行の障害となるとともに、水中の溶存酸素が減少することにより魚が死滅し、漁業に悪影響を及ぼしている。
取扱い上の注意
備考
ルドウィジアの名前で様々な種類の観賞用の水草が流通、栽培されており、その中には浮葉ルドウィジア(L. sp. from Roraima)やL. sp. from Pantanal のように、本種に類似したものが含まれている。
ビオトープ用の植物として販路があったと考えられる

※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。


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