特定外来生物の解説
- 和名
- コウライケツギョ
- 科名
- ケツギョ(Sinipercidae)
- 学名
- Siniperca scherzeri
- 英語名
- Mandarin fish
- 原産地
- 中国、朝鮮半島、ベトナム
- 通称
- ソガリ、斑ケツギョ
- 特徴
- 最大で全長30cmほどで、ケツギョよりも体高が低く、頭部に黒斑があり、体側には縁取りのある不規則なヒョウ柄の小黒斑がある。
魚食性であり、甲殻類も捕食する。 河川、湖沼に生息する。ケツギョと比べ、より流れのある場所を好む。 魚類や甲殻類を捕食する。仔魚は動物プランクトンも摂餌する。
産卵期は3~7月で、瀬の砂利底にばらまくように産卵をし、砂利の間で卵は孵化する。 2~3 cmの稚魚は、流れが比較的ゆるやかな水草帯などに生息する。 同定マニュアル - 定着実績
- なし
- 被害状況
-
■生態系に関わる被害
- 冬の低水温にも耐えることが可能で、日本に定着できる可能性が高い。
- スズキ亜目の魚食性の淡水魚であり、導入・定着後にその強い捕食圧により直接的または間接的に在来生物群集への影響を及ぼすおそれがある。
- 取扱い上の注意
- -
- 備考
- 観賞魚として流通していた。 観賞魚として、同属のケツギョも輸入されていた。暗ケツギョ(S. loona)も稀に入荷する。
身は白身で味は淡泊で、韓国では高級食材として利用されている。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。