特定外来生物の解説
- 和名
- ニューギニアヤリガタリクウズムシ
- 科名
- ヤリガタリクウズムシ(Rhynchodemidae)
- 学名
- Platydemus manokwari
- 英語名
- Predatory flatworm
- 原産地
- ニューギニア原産
- 特徴
- コウガイビルの仲間であり、外見はヒルなどに似ている。
繁殖能力が強く、体の破片からも再生が可能であり、様々な陸産貝類を捕食する。 - 定着実績
- 琉球列島、小笠原諸島で確認されている。小笠原には1990年頃より侵入したとされる。太平洋諸国(グアム、ハワイなど)にもアフリカマイマイの天敵として導入されている。
- 平成21年度までに個体が確認された地点図
- 被害状況
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■生態系に関わる被害
- 在来の陸産貝類を捕食し、太平洋・インド洋の各島嶼で、数多くの陸産貝類を絶滅させた。
- 小笠原では本種の捕食の影響により、カタマイマイ類など多くの固有陸産貝類が危機的な状況下にある。
- 取扱い上の注意
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- 備考
- アフリカマイマイの天敵として各国で導入された。
世界レベルでの陸産軟体動物の減少の大きな原因の一つとされている。
土壌に紛れて非意図的に各地へ侵入するおそれがある。
IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定されている。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。