特定外来生物の解説
- 和名
- アカカミアリ
- 科名
- アリ (Formicidae)
- 学名
- Solenopsis geminata
- 英語名
- Fire ant
- 原産地
- アメリカ合衆国南部~中米
- 特徴
- 体長3-5mmの体色は赤褐色で頭部は褐色のアリ。働きアリは多型を示す。
水に浮んで集団で移動するなど拡散の能力が高い。 - 定着実績
- 硫黄島、沖縄本島(米軍基地周辺)、伊江島(レーダー基地)で記録。硫黄島では、最優占種となっている。
- 平成21年度までに個体が確認された地点図
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- 攻撃的で高い採餌能力を持ち、他の小型節足動物などを捕食し、在来の生物多様性を減少させることが知られている。
- 硫黄島においては他のアリ類を駆逐し最優占種となっている。
- 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。さらに毒に対してアレルギー反応を引き起こす例が、北米だけでも年間で1500件(本種を含めた"fire ant"全体の件数)近く起こっている。
- 取扱い上の注意
- 刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状に腫れる。さらに毒に対してアレルギー反応を引き起こす例が、北米だけでも年間で1500件(本種を含めた"fire ant"全体の件数)近く起こっている。
- 備考
- 米軍の物質輸送にまぎれ込んで侵入したものと考えられており、様々な物資について分布を拡大していると考えられる。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。