特定外来生物の解説
- 和名
- アメリカミンク
- 科名
- イタチ(Mustelidae)
- 学名
- Mustela vison
- 英語名
- American mink
- 原産地
- 北アメリカ一帯(アラスカ、カナダを含む)
- 特徴
- 雄:頭胴長45cm、尾長36cm、体重1kg。雌:頭胴長36cm、尾長30cm、体重0.7kg。毛色は通常は黒いが、飼育技術によって、プラチナ、バイオレット、パステルなどの毛色タイプに区分されている。繁殖力が旺盛で、成体は毎年繁殖すると推定される。 水辺での生息を特に好む。
- 定着実績
- 北海道の広範囲に分布。全道に分布するが、海岸部をはじめとする水辺に多く、山地には少ない。野生化の時期は不明だが、1950年代後半から逸出した個体による野生化が始まり、1960年代中頃には定着したと考えられる。栃木県などでも定着が懸念されている。
- 平成21年度までに個体が確認された地点図
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- 哺乳類、鳥類、甲殻類など様々な生物を捕食する。
- 水鳥などに対して特に強い捕食の影響があると指摘されている。
- 取扱い上の注意
- 食肉性で攻撃的であり、咬傷の危険性が高い。檻などに手を近づけると非常に危険。
- 備考
- ヨーロッパミンク(Mustela lutreola)は、ヨーロッパで個体数が減少している。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。