特定外来生物の解説
- 和名
- キタリス
- 科名
- リス(Sciuridae)
- 学名
- Sciurus vulgaris
- 英語名
- Eurasian red squirrel
- 原産地
- ユーラシア大陸(イギリスから日本にかけて)
- 特徴
- 頭胴長22~27cm、尾長16~20cm、体重が300~410g程度。
- 定着実績
- 山丘陵などで拾取されたリスが外国産キタリスである可能性が強い。
- 被害状況
- ■生態系に関わる被害
- エゾリスと亜種間交雑する。また、ニホンリスとも遺伝的には近縁であるために捻性雑種の形成が予測される。
- 導入された地域では、捕食などによる直接、または間接的な生態系への影響も懸念される。
- 本州以南ではニホンリスとも生息空間を競合する。
- 取扱い上の注意
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- 備考
- ペットとしてかなりの量が流通した実績があり、放棄された、または逸出した個体が定着する可能性がある。
同属のアカハラハイイロリス (S.aureogaster)により、アメリカでトウモロコシ被害などが報告されており、フロリダ半島で野生化した事例がある。
森林性であるが、都市公園などでも高い生存率を有する。
飼育、繁殖が比較的に容易であるために、大量に輸入される可能性がある。
※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。