本文へジャンプ
 特定外来生物の解説

特定外来生物の解説


マンシュウハリネズミ 写真はハリネズミ属の一種、マンシュウハリネズミ

和名
ハリネズミ属の全種
科名
ハリネズミ(Erinaceidae)
学名
Erinaceus
英語名
Any species of the genus Erinaceus
原産地
ヨーロッパにナミハリネズミ(E. europaeus)が、東ヨーロッパから中央アジアにヒトイロハリネズミ(E.concolor) 、中国周辺にアムールハリネズミ(マンシュウハリネズミ)(E. amurensis)が分布する。
特徴
体重は600g~700g程度であり、背中部分に2~3cmの針がある。 他の属では、Atelerix属(アフリカハリネズミ)が多く流通しており、特にヨツユビハリネズミ(Atelerix albiventris)が多く流通している。ハリネズミの仲間は15種ほどが中国からアフリカ大陸にかけて広く分布する。
定着実績
静岡県、神奈川県などでアムールハリネズミが定着
平成21年度までに個体が確認された地点図
被害状況
■生態系に関わる被害
  • 鳥類の卵・雛、又は昆虫類等を捕食する。
  • 国内には地表を徘徊する肉食哺乳類が少ないために、昆虫類等を捕食することによる直接的、間接的な影響は大きいと考えられ、海外ではチドリ亜目(Cahadrii)などの鳥類を捕食するなど、特に地上で繁殖する鳥類に対しての影響が報告されている。
取扱い上の注意
針状毛を持つ。
備考
国内には既に多種のハリネズミが流通している。 ヨーロッパ原産、アジア原産のハリネズミは、日本の冬にも対応が可能である。アフリカ産種であっても亜熱帯地域などでは十分に定着できる可能性がある。

※ 通称につきましては、必ずしも正確なものではない可能性もありますので、ご注意ください。
※ 被害状況につきましては、代表的な事例を挙げています。


サブウィンドウを閉じる