世界文化遺産「嚴島神社」の後背に位置する弥山原始林
瀬戸内海に浮かぶ「宮島」は、廿日市市における圧倒的な存在感を有するランドマークであるとともに、「嚴島神社」をはじめとする建造物群と前面の海、背後の瀰山原始林はユネスコの世界遺産に登録され、廿日市市の観光の拠点となっています。
観光資源として最大の特徴は、世界遺産である嚴島神社であり、国内外から多くの観光客を集めている観光地として認知されています。
廿日市市の1989(平成元)年以降の総観光客及び宮島の来島者数は、芸予地震やアメリカでの同時多発テロ(9.11)のあった2001(平成13)年に最も少なくなっています。その後は増加傾向にあり、総観光客数は、2016(平成28)年に過去最多の821万人を記録し、広島県内でも広島市に次ぎ2番目に多くなっています。また、宮島の来島者数は、2019(令和元)年に過去最多の465万人を記録しています。
2015(平成27)年1月に策定された「廿日市市観光振興基本計画」では、将来に渡って持続可能な観光地として進むべき方向を定め、経済・雇用効果の増大、地域の活性化、ブランド力向上により「住んでよし、訪れてよし」として選ばれる地域を目指すこととされています。宮島は廿日市市の観光の拠点であり、「自然と歴史文化の調和、信仰の島、それを尊重する人々の生活スタイルを継承する“一流の国際観光拠点”」として以下の基本方針が設定されています。
宮島は観光の質向上をめざし、その風土や文化を理解する観光の担い手の定住と人材育成を進め、その取組を通じて宮島のブランド力を高めることにより“一流の国際観光拠点”を目指す。【出典:廿日市市観光振興基本計画(2015(平成27)年1月)】
近年宮島は、観光シーズンにゴミやトイレなどの受け入れ環境面やロープウエーの混雑等において観光客の不満が顕在化しやすい現状があります。また、観光関連産業の担い手や、宮島の歴史・文化・風土を継承する人材の確保が不可欠となっています。
このような状況の中で、宮島でのエコツーリズムの推進に当たっては、以下の点に留意します。
リピーターや富裕層など観光客の属性毎のニーズに対応し、満足度を高めるサービスの創出を図ります。表参道以外の歴史文化や自然、包ヶ浦自然公園等の施設を生かして、滞在時間の延長や閑散期における集客を追及します。
島外からの移住も含め、「信仰の島」としての宮島の自然環境、歴史、文化、風土を理解する観光の担い手の定住と人材育成を進めます。
我が国を代表する観光地としての評価を得ている宮島においては、宮島の自然環境、歴史、文化、風土を理解する観光の担い手を育て、質の高いサービス創出を図ることを通じてブランド力を高め、国際的に通用する“一流の国際観光拠点”の形成を目指します。また、同じく世界遺産を有する広島市等との連携により、都市のコンベンションと結びついたアフターコンベンションの場としての集客を図る取組を進めるとともに、歴史的節目となる時期には周年行事の開催とそれに合わせたプロモーションを行います。
廿日市市観光振興基本計画に掲げる「宮島は観光の質向上を目指し、その風土や文化を理解する観光の担い手の定住と人材育成を進め、その取組を通じて宮島ブランド力を高めることにより“一流の国際観光拠点”を目指す」という基本方針のもと、自然の恵みを生かしたアクティビティやリラックスといった要素を充実させるために、次の3点を基本方針に定め、取り組んでいきます。
○守る
世界遺産を擁する宮島の自然を理解し、守り、未来へ継承します。
○活かす
美しい宮島の自然の恵みを活かし、持続的に発展させます。
○つなぐ
美しい宮島の自然を通して、本土側を含めた地域住民と訪れる人との交流の場を提供します。
海浜生物観察
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弥山登山ツアー
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船上参拝ツアー
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路地裏(山辺の古径)散策
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青海苔川トレッキング
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七浦巡りツアー
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