ページの先頭です。
エコツーリズムのススメTOP >  推進法認定団体 > 赤城山エコツーリズム推進協議会

エコツーリズム推進法

ページの本文です。

赤城山エコツーリズム推進協議会(群馬県前橋市)

全体構想認定書授与式

全体構想認定書授与式の様子

赤城山は、群馬県のほぼ中央にあり、県庁所在地である前橋市の北部に位置する連山です。赤城山は都心から約2時間で到着できるほど近い位置にありますが、深田久弥著『日本百名山』に選定された名山で、小尾瀬とも呼ばれる覚満淵などにはモウセンゴケやクサタチバナといった貴重な種類の植物が多数生息し、白樺牧場では10万株のツツジが開花期になると咲き誇ります。自然資源のほか、赤城山や赤城神社にまつわる伝説やヤドリギの伝承といった言い伝えが多く継承されています。また、高村光太郎や志賀直哉といった文豪たちが執筆活動や夏場の避暑で滞在したなど、文化と歴史が詰まった地域です。

覚満淵やその周辺では自然保護活動が盛んに行われております。例えば、サワギキョウやツルコケモモなどの希少な植物を保護するため、鹿の侵入柵や防止ネットを設置したり、ニッコウキスゲやワレモコウなどの多様な草本植物を保全するためにササ刈りを行ったりしています。また、これらの保護活動の成果を検証するため、毎年夏に覚満淵の自然観察会などのツアーが実施されています。

赤城山周辺地域の住民が一体となって、この貴重な自然環境の共有を図り、その価値を保全するとともに、歴史的・文化的資源の有効利用も含めて、地域振興を図ることができる持続可能な地域づくりを目指すことを基本理念として、平成27年2月に「赤城山エコツーリズム推進協議会」を発足しましたが、この度、協議会で策定いたしました『赤城山エコツーリズム推進全体構想』が、環境大臣、国土交通大臣、文部科学大臣及び農林水産大臣の認定を受けることができました。全体構想の策定から認定まで、協議会の会員や環境省、群馬県をはじめ関係者の多大なご支援・ご協力をいただき、心より感謝と御礼を申し上げます。

今後も、全体構想を基に、多くの地域住民、関係団体と理念を共有し、連携し、エコツーリズムの取組を推進して参りたいと思います。より多くの皆さんに赤城山に足を運んでいただき、四季折々の魅力を体験していただければ幸いです。

 

赤城山エコツーリズム推進協議会 会長 吉田 龍司

赤城山エコツーリズム推進協議会

会長 吉田 龍司