エコツーリズムの全体像

エコツーリズムは、地域が主役になって、地域内外の人と協働して、ボトムアップで取組みます。
ツアーのプログラムやルール、全体構想といった目に見える成果も大切ですが、協働型で取り組む「プロセス」も非常に重要です。一つ一つのプロセスを丁寧に楽しみながら進めることで、地域の人々の視野が広がり、つながりが強くなり、自立した強い地域(=地域循環共生圏)に近づきます。
最初は小さな取組みから始め、一歩、二歩と取組みを大きくしていくこともできます。
取組みの全体像
取組む際の視点
大切にしながら
自然環境や暮らし・歴史・文化を保全し、持続的に利用する
楽しみながら
「おもてなしの心」を持って観光旅行者に楽しんでいただく
地域の人々もワクワク感とやりがいをもって楽しむ。
自然や地域を好きになる人が地域内外に増え、取組みも持続できる
地域が主体+協働
地域を中心として観光旅行者を迎えるすべての関係者が協力し合いながら、自ら考え、行動する
取組み方
地域
自然と共にある人々の暮らし・歴史・文化
地域の自然環境
協議会・全体構想
協議会
- 地域の多様な人々が一堂に会し、話し合う
(行政、観光、自然保護、農林水産業に携わる人、住民など) - 地域が伝えたい魅力(=地域の宝)を見つめ直し・探し出す
- その魅力を子供たちに伝えつつ、大切にしながら磨く
全体構想
ガイダンス
地域の自然や文化などに対する知識や経験の、案内の考え方(=インタープリテーション)
ルール
地域の自然や文化などを保全・維持するための取り決め
感動と学びを提供
- 磨き上げた地域の宝を、地域を訪れる人(観光旅行者など)に伝える
- ガイドが案内するツアーの造成・実施。解説道具の作成・整備
地域を元気に
基本理念:
自然環境の保全、観光振興、地域振興、環境教育
- 地域経済への貢献・地域の経済循環の強化
- 自然環境の保全・再生、脱炭素社会・循環経済の実現に向けた取組
- 雇用の増加
- 交流人口・関係人口の増加
- 地域に対する誇り・愛着の醸成
- 自然と共にある人々の暮らし・文化の継承
- 地域コミュニティの強化