参考資料1
鉛について

 
 鉛は、蒼白色の重金属であり、原子番号82番の元素(Pb)。古くから使用されてきた元素で、自然界で広く存在する。原子価は2価、4価の化合物が知られている。
 
【主な用途】
 鉛蓄電池や鉛管・板、はんだ、合金の生成等幅広く用いられる。また、黄鉛(クロム酸鉛・PbCrO4)などの無機顔料は塗料、印刷インキ、絵の具等として用いられる。
 平成9年度の鉛生産量は、227.2千トン(地金)
 
【物理化学的性状】

  化学式:Pb(Lead)
  原子量:207.2           比 重:11.34
  融 点:327℃            沸 点:1540〜1740℃
 
 
【毒 性】
 鉛は骨の中に蓄積される代表的な毒物である。体内に摂取された場合には、貧血、中枢神経等への影響が懸念される。特に、子供の場合、血液中の鉛濃度が高い場合には、精神面の発達に影響が出ることが知られている。
 鉛に係る動物実験の結果などから、国際がん研究機関(IARC: International Agency for Research on Cancer)による発がん性評価では、「人に対して発がん性がある可能性がある」(ランク2B)とされている。
 
【水に係る基準の設定状況】
・水道法に基づく水質基準:健康に関連する項目として、基準値0.05mg/l以下
・公共用水域の水質の汚濁に係る環境基準:健康項目として、基準値0.01mg/l以下
 
【法規制の状況】
・大気汚染防止法において、有害物質に指定
・毒物及び劇物取締法において、鉛化合物は劇物に指定
・労働安全衛生法において、作業環境評価基準を設定
・鉛中毒予防規則を制定               など