地球温暖化を防ぐためには、国民一人ひとりが、日々の生活の中でCO2の排出を減らすような賢い選択(COOL CHOICE)をすることが重要です。
何が賢い選択なのかを、クイズ形式で学んでみましょう。
今回のテーマ … 住宅
断熱効果の高い家は、健康面にもメリットがあります。断熱性能が高い住宅へ転居すると、アレルギーやアトピーの有病者が減少したというデータも。また、死亡者数が交通事故の3倍にのぼる、入浴時の「ヒートショック」(急激な温度変化で体調を崩す症状)を防ぐ効果もあります。
省エネのためには、冬は外へ熱を逃がさず、夏は外から熱が入らないよう断熱をする必要があります。壁、天井、床などさまざまな場所から熱は出入りしますが、そのほとんどは窓などの開口部から。2枚のガラスを合わせた複層ガラスにすることで、断熱効果が上がります。
日本のCO2排出量のうち、16%が住まい(住宅部門)から。年間1億9,200万tにおよび、1世帯あたりで年間3.4tにもなります。住宅でのエネルギーを“見える化”して管理する「HEMS」などを導入して、各家庭が省エネを心掛ければ、大幅なCO2削減になるのです。
「COOL CHOICE エコ住キャンペーン」について
→ https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/jutaku/
イラスト/鈴木麻子