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概要

エコジン02・03月号

エコジン 夜の都会が似合う雰囲気ながら、JOYさんは意外にも自然が大好きだという。「出身は群馬県の高崎市です。群馬の中では都会ですけど、車で少し走れば田んぼや森があって、水も空気もおいしい。仕事が忙しくなって東京で一人暮らしを始めた時、最初に住んだ部屋が首都高速道路沿いだったこともあって、空気の悪さに驚きました。空気自体は目に見えないですけど、東京はどうしても空気が淀んで見えるんですよ。そのせいで気持ちもネガティブになってしまうんですけど、時々群馬に帰ると、空気と水の良さを実感してポジティブになる。吸った時に『この空気、体に良さそうだな』と思うことってあるじゃないですか。東京に住むようになって、そういうことに敏感になりましたね」 JOYさんは、2011年3月に肺結核で3カ月の入院を余儀なくされた。この経験も、空気の良し悪しに敏感になるきっかけになったという。「肺結核は空気や、飛まつで感染する病気なので、人が多そうなごみごみした場所には積極的には行かなくなりましたね。その代わり、公園によく行くようになりました。落ち込んだり、気持ちを変えたいと思った時によく行くのが代々木公園。明治神宮を一周回ってから、テイクアウトでコーヒーを買って公園のベンチに座ってイヤホンで音楽を聴く。気分は海外の公園でくつろぐジェントルマンですよ。そんな俺ってカッコいいでしょっていうセルフ・プロデュースも若干あるんですけど(笑)」 肺結核で入院した直後に、東日本大震災が発生した。仕事も波に乗り、多忙を極める日々のなかでの休業、そして震災。どちらも、JOYさんの人生観に大きな変化をもたらす出来事だった。「何より体がキツくて、生まれて初めて死を意識しました。さらに震災もあって、これからどうなるんだろう、と思いましたね。これまで結構適当に生きてきちゃったなと思って、これからは悔いがないように、『今日1日が最後の日だと思って生きよう』という気になりました」 自然が好きなJOYさんは、バラエティや旅番組でも自然の中での過酷なロケに挑むことが多い。「印象に残っている場所は、長野県の戸隠山。空気が澄んでいて心が洗われるような気がしました。幅が50cmくらいで両脇が断崖絶壁になっている『蟻の塔渡り』という路も歩きましたよ。事故も起きている危険な場所で、普通タレントは渡らないよなあ、と思いましたけど」 ところで、JOYさんといえば、極度のきれい好きとしても知られる。プロフィールの「趣味」の覧には「掃除」「家の物を一日一つ片付ける」とあるが……。「掃除をすることも、部屋がきれいに片付いていること使わなくなったモノは一日一つ片付けて溜まったら人にあげる。捨てるよりもエコですよね?JOYと がくしとわた04