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概要

エコジン02・03月号

花粉症のメカニズム花粉症は、体内に侵入したスギやヒノキなど植物の花粉を異物として身体が認識し、その異物に対する抗体を作って排除しようとする免疫反応です。花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではありませんが、アレルギーの素因を持つ人は花粉に対する抗体が体内で作られ、数年から数十年花粉を浴びて抗体の量が一定量を超えた後に再び花粉が体内に入ると、くしゃみや鼻水、涙などの症状が発生し、花粉症が発症します。FILE No.05身近にあるさまざまな環境問題と私たちの健康との関係についてご紹介します。みんなのカラダと環境のお話症 状 くしゃみ、鼻づまりなどスギ林(上)とスギ雄花(左) 花粉症で最も多いのは、スギ花粉を原因とするスギ花粉症。スギ花粉は地域によって異なるが、主に2月下旬から3月下旬に飛散量が多くなるさまざまな要因が症状悪化の原因に主な花粉症の症状には、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどがあります。これらは、花粉を排除しようとする身体の防御反応ですが、強く出すぎると生活に支障をきたしてしまいます。近年、花粉症患者が増えている要因としては、飛散している花粉量の増加や食生活の変化、大気汚染、喫煙なども影響していると言われています。CAUTION [ 花粉症の主な症状 ]? くしゃみ? 鼻水? 鼻づまり? 目のかゆみなど外出時はマスクやメガネなどで花粉を防ぐとともに、花粉を家の中に持ち込まないように気をつけましょう。外出前に、環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)http://kafun.taiki.go.jp/ 等の花粉観測・予報サイトをあらかじめチェックして飛散状況を知っておくことも有用です。症状の重い方は耳鼻咽喉科や眼科、アレルギー科等の受診をお勧めします。処方箋33