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概要

エコジン02・03月号

め、涙を流しているという設定です。子どもたちには、そんな“そら”と“べあ”の物語を話したあとで、『では、“そら”と“べあ”の涙を止めるために、みんなはどうすればいいと思う?』と問いかけます」と同法人理事の青木一夫氏。“そら”と“べあ”のキャラクターを上手に活かしながら、地球温暖化を身近な問題として子どもたちに感じてもらおうとしているのだ。 温暖化問題は、大人はもちろんだが、未来を生きる子どもたちにとって、より深刻さを増していくだろう。「その解決の担い手を少しでも増やしたい」という思いを抱きながら、そらべあ基金は活動を続けている。「自分の園に太陽光発電設備ができたことをきっかけに、子どもたちに地球温暖化問題に関心を持ってもらうのが狙いです。幼い頃から温暖化への意識を育んでいけば、大人になってからの行動もきっと変わってくるはずです」 太陽光発電設備を寄贈する際には、スタッフが園を訪ねて子どもたちへの環境教育を行う。温暖化が進んでいる原因や、このままだと地球環境にどんな影響があるのか、温暖化を防ぐためにすべきことは何かを説明したうえで、設置した太陽光発電設備について子どもたちにこう語りかけるのだ。「『そらべあ発電所』は太陽で電気を作るから、地球を暖かくしちゃうガスは出ないんだよ。こういう電気の作り方を、これからもっと増やしていかないとね」ホッキョクグマのキャラクターで環境教育 環境教育を行うときには、そらべあ基金のシンボルキャラクターであるホッキョクグマの兄弟“そら”と“べあ”も、幼稚園や保育園に駆けつける。かわいいホッキョクグマの登場に子どもたちは大喜び。しかしよく見ると、“そら”と“べあ”の頬には涙のしずくが付いている。「“そら”と“べあ”は、温暖化によって北極の氷が溶け、お母さんと離ればなれになってしまったた杉22,000本分相当のCO?を削減そらべあ発電所1基あたりの発電量は約3kW。1基の規模は小さいが、57 基すべてを合わせると、現在までに杉22,000本のCO?吸収量に相当する発電を行っている。わたしたちのそらべあ基金では小学校にも出向いて、「社会科」や「理科」、「総合的な学習の時間」等の授業の中で、環境教育を実施している。クイズや発電体験、ソーラーLEDランプ作りなどのワークショップを通じて、楽しみながら地球温暖化問題について学べるプログラムとなっており、児童にも好評だ。小学校でも環境教育を展開中プチ25